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ぎっくり腰で動けない!何としてでも病院や治療院へ行くべき?

ぎっくり腰は、突然やってくる腰痛です。物を持ち上げた瞬間、腰に激痛が走るなど、きっかけがはっきりしている場合もあれば、たいしたきっかけも無く腰痛に見舞われることもあります。

ぎっくり腰では、痛みが強いと起き上がることも歩くことも困難になったりもします。そんなとき、意外と迷うことが多いのは「この痛みを我慢して、這ってでも受診するべきか?そのほうが、早く治るのか?」ということです。

早く治るのであれば、何か手段を使って病院や治療院へ行きたいという人もいるかと思います。多くのぎっくり腰では、腰部、骨盤を支える筋肉や関節、椎間板などを痛めてしまいます。

整形外科で鎮痛剤をもらい、ぎっくり腰になって早い段階で痛みを鎮めたり、カイロプラクティックなどの治療院で、患部への負荷を軽減させるよう施術を受けたりすることで、ぎっくり腰の痛みから解放されるのが早まる場合もあります。

ですが、自力では歩くことができず、付き添い人もいない、という場合は、無理に受診はせず、横になって安静にしておきましょう。

痛い部位をアイスパックで10分間ほど冷やしておき(1日数回)、楽な姿勢で布団に横になります。1~2日は痛みが強いかもしれませんが、無理をしなければ、時間の経過とともに、痛みをこらえながらも身体を動かせるようになっていきます。

なんとか自力で歩くことができれば、タクシーを呼んで乗り込み病院へ向かう方法もとれるかと思います。受診も不可能ではなくなりますね。

安静にしているうちに、自然と治ってしまい、通院せずに済んだという人も多いです。しかし、中には早めに受診したほうが良いケースもあります。次のような場合は、 整形外科を受診して、疾患が関与したぎっくり腰ではないか診てもらいましょう。

1.どんな姿勢をとっても、痛みが和らがない。
2.身体を横にして寝姿勢をとっていても、痛みが続いている。
3.寝返りなど身体を動かした場合は除き、夜間痛がある。
4.痛みが悪化したり、嘔吐や発熱、冷や汗、下肢のしびれ、脱力感、排尿のコントロールができないなど、別の症状もみられる。

治療院へ行きたいという場合は、上記のような症状が無いことが前提です。治療院によっては、ぎっくり腰を受け付けないところもありますので、事前に問い合わせてから向かうことをお勧めします。

著者プロフィール

檜垣暁子(ひがき あきこ)。オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド http://allabout.co.jp/gm/gp/51/ カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。

(文:檜垣暁子、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.17)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年08月16日に公開されたものです

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