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心理専門家に聞く! 男性が「女性の年齢」を気にする理由は?

中野とも子

カップル

こんにちは、心理カウンセラーの中野とも子です。
彼のちょっとした言動の裏を読む、恋愛読心術シリーズ。

【専門家に聞く! 知っておきたい、男性が嘘をついている時に出てしまうサイン】

突然ですが、男性は付き合う女性の年齢を気にしているのでしょうか?

知り合いの男性などに聞いてみたらきっとこういうでしょう。

「惚れてたら年齢なんて気にしない」
「若いことが大事なのではなくて、心の美しさが大事」

などなど。

でもまさか、そんなやさしい言葉を鵜呑みにしてませんでしょうね?

2010年の国勢調査によれば、結婚の意思のある未婚男性の35.8%が同い年の女性と結婚したいと思っており、以下、1~2歳下17.5%、5~6歳下14.2%と続き、年上がいいと考えているのは全体の6.9%でした。

女性の場合、同い年29%、1~2歳上29.4%。年下が良いと考えているのは4.5%でした。
年代別に分けると、、女性の場合、年齢とともに相手の年齢の許容上限と許容下限がともにあがるのに対し、男性の場合、自分の年齢とともに相手の年齢の許容上限は上がりますが、下限は上がりません。

つまり……。

・現在日本の未婚男性は同い年から少し年下の女性と結婚をしたい傾向が強い
・ただし自分の年齢が上がるにつれ、ターゲットゾーンが下に向かって広くなる

ということになり、自分の年と近い女性とともに若い女性がずっとターゲットだということです。

だから、アラサーのあなた達は、男性の年齢に関わらず、ずっと20代の「ピチピチ」とした女性たちと戦わなくちゃいけないってことなのです。

自分の身の程もわきまえず、かなり年下の女性を求める男性というのも問題ですが、子どもがほしいからという考えは生物学的にはありかもしれません。

ただし、子作りのあり方は様々であることに加え、現在は不妊の原因が男性側である場合も多いということがわかってきているのですから、やみくもに「子どもがほしいから相手の女性は若いほうがいい」というのは非常にデリカシーにかける、ナンセンスなお話ということを、男性側に理解してもらいたいところです。

で、そんな中、年齢のことを乗り越えて結婚となるには?

まず、ダイエットするのにまず体重計に乗らなければならないように、自分のスペックを省みること(笑)
相手に高い年収やルックスやらの条件を求めていませんか? 条件を高くすればするほど可能性が狭まります。

実際、既婚者のほとんどが100%思い通りの条件ではなかったはずです。それでも幸せになれるってものなのです。

そして「優しい」「素直で謙虚」「元気で明るい」などの性格的なものももちろん大切ですが、大人のあなたには、もういっちょハイレベルなスキルがあったほうが良いでしょう。

それは、「家計を任せられる」「自分の親族とうまくやれる」「子育てを任せられる」「家事が上手」などの、ハイレベルな女子力、つまり「妻力」です。

良い悪いは置いておいて男性というのは、「恋愛相手=観賞用」と「結婚相手=実用」を分けています。

もういい加減身を固めたいオトナのあなたには、「即戦力」となる実用的スキルが必要ってことです。

あーもーめんどくさいから年下に行こうかな! 私、年下にモテるし、などと考えているあなた。

男性が「年上がいい」といっているのは20代、つまり一時の憧れのようなものなことが多く、しかも経済的には女性側が多く負担しているという現実があることをおわすれなく……。

では、またね!

(心理カウンセラー 中野とも子)

※この記事は2014年08月15日に公開されたものです

中野とも子

公認心理師、産業カウンセラー、文部科学省所轄(財)生涯学習開発財団認定マスターアートワークセラピスト。東京都内にて芸術療法(アートセラピー)講師として活動中。アダルトチルドレン、依存症、摂食障害、鬱、PTSDなどの心理相談や虐待によるトラウマの回復などにあたる。

吉祥寺駅前カウンセリングルーム
URL:https://kichijojiroom.com/

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