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待ち続けて恋の勝利をおさめるにはどうすればいいの?

叶うかどうかわからない恋。その思いを胸に秘め、いちずにひとりの男性を思い続けることが、アナタにはできますか? 成就する可能性が薄いなら、時間を無駄にしないためにも次の恋を探すべきなのかもしれません。しかし、中には待ち続けることで勝利をおさめた女たちもいます。今回は、そんな女性たちのお話をお届けします。

■待ち続けてよかった!(ルミさん/30歳/広告)

「大学時代に好きだったサークルの先輩と、社会人になってから飲み会で再会。そのときにはすでに先輩は既婚者となっていました。それでも、久しぶりに話した先輩は、大学時代と本当に変わっていなくて……。私はすっかり当時の気持ちを思いだしてしまい、恋心が再燃したんです」

しかし、お相手は既婚者。どれだけ想っても、叶わない恋だということはルミさんもわかっていたそうです。

「ダメだとは思っていたのですが……。先輩からお誘いがあり、何度か2人で食事に行きました。もちろん、ただ食事をしただけです。私は不倫だけは絶対に嫌だったので。でも、よくよく話を聞いてみると、どうやら先輩は奥さまとあまりうまくいっていない様子。私は、自分の気持ちがおさえきれなくなってしまって……。彼と会うのがつらくなりました。

だから、『もし、先輩が離婚するようなことがあれば、私はいつまでも待っていますから』とだけ伝えて、会うことも、連絡を取ることもやめました」

それから、なんと3年が経過。その間、交際を申し込んできた男性もいたそうですが、ルミさんは独り身を貫きます。

「3年ですから。先輩も、きっと私のことなんて忘れて、奥さまと幸せに暮らしているのだろうと。それならそれで、よかったなと思っていました。あきらめてはいたんです。だから、突然先輩から『離婚した』という連絡があったときは本当に驚きましたね。

2人で会うことになり、そこで先輩が『まだ、俺のこと待ってくれてるの?』言われたとき、3年間独り身を貫いてきてよかったと、心底思いました」

ルミさんは3年間ひとりで待っていたことを伝え、晴れて念願だった先輩の恋人となりました。先輩も、不倫はしたくないと思っていたそうです。しかし、再会したルミさんに惹かれてしまった。奥さんがなかなか離婚に応じてくれず、3年もかかってしまったのだとか。ルミさん、本当に待っていたかいがありましたね。奥さんはふびんですが……。

■振られても、振られても……(マキさん/27歳/小売店)

「中学から高校、大学と、ずっと友だち関係だった男性。それが、今の彼氏です。中学生のときにはじめて同じクラスになり、仲よくなりました。

高校は別々だったのですが、家が近かったので中学時代の仲よしグループでひんぱんに集まっていて、ときどき彼と2人で遊びに行くこともありました。高校生になってから彼への自分の気持ちに気づき、3年生のときに、思い切って告白しました」

彼の一番近くにいる女子は自分だと思っていたマキさん。告白すれば、OKしてもらえると信じていたそうですが……。

「振られました。ほかに好きな子がいると。しかも、その子とつき合うことになったようです。大学生になってからは会う機会も減りましたが、共通の友人を通じて彼の近況は聞いていました。そこで、どうやら彼女と別れたことがわかったので、懲りずにもう一度アタック!」

残念ながら、ここでも玉砕。理由は「彼女と別れたばかりで、しばらく恋愛はいい」だったそうです。

「そう言いつつも、しばらくすると別の彼女ができたと聞きました。つまり、私に言った言葉は、振るための口実だったというワケです。それでも私はあきらめず、大学時代に実はもう一度、三度目の告白をしたのですが、また振られ……。そんなことを繰り返しているうちに、社会人になってしまいました」

社会人になってからはお互いに忙しく、顔を合わせる機会は減っていきます。

「私は、まだあきらめるつもりはありませんでした。友人たちはみんな『もう無理だって』と言っていたんですが……。なんとなく、私には自信があったんですよね。最終的に、彼は私のところへ来るという。そして、それはやはり当たっていました。久々に中学時代の仲間で集まったとき、私の隣に座っていた彼がボソリと『やっぱ、お前なのかな』と」

そして、交際に至ったそうです。三度に渡る玉砕にもめげず、アタックし続けるこの情熱。叶うべくして、叶った恋。そんな気もしますね。

道ならぬ恋、どうしても振り向いてくれない彼。そんなつらい恋をしている女性もいることでしょう。途中であきらめて別の恋を探すのも、もちろんひとつの道。しかし、「待ち続ける」という選択肢があることも頭の片隅に置いておくと、ちがった人生が開けるかもしれませんよ。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年08月04日に公開されたものです

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