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女同士の煩わしさを解消! 「ネチネチ気質のお局」を攻略する3つのヒント

五百田 達成

どこの職場にもある、女性同士のコミュニケーションの悩み。特に、理屈っぽくてネチネチ気質のお局さんとの接し方に困っている人も多いのでは。人のアラを探すのが得意、何ごとも否定から入る、数字やデータを鵜呑みにする……そんな相手を思い通りに動かす3つの「作戦」について、『戦略的、めんどうな人の動かし方』の著者である五百田達成さんに聞いてみました。

■見切り発車作戦

理屈っぽいお局さんの性質として多いのが、「自分は悪くない」と思いたい心理。だから、たとえ相手が悪くても、何かしらの理由をつけて「決してあなたのせいじゃない」と感じさせることが重要です。たとえば、「時間切れなんで、すみません」「じゃあしょうがないか……」と、時間を理由にして見切り発車させる流れにもっていく。また、「得意先がこう言っている」「雨で工期が遅れている」という理由も、相手を動かすためには有効です。

■もういいです作戦

お局さんが感情的になったときに効く作戦です。もしも、お局さんに何かを頼もうとしたときに理由もなく反論してきたら、感情的にならずに「わかりました」とひと言。そして「上司に直接頼みます」と追い討ちをかけましょう。すると、動揺して話を聞いてくれるようになるかもしれません。また、劇場型で感情の起伏が激しい人は、いったん時間を置くとクールダウンして、意外にすんなりと話が通ることがあります。

■ロマンとソロバン作戦

「ロマン」とは、わくわくするような感情的な部分。「ソロバン」は仕事などの現実的な部分。相手をうまくコントロールするには、このふたつをバランスよくちりばめることが大切です。慕われることを意外によろこぶお局さん。ランチなど仕事以外の場では、女友だちのような親しみを表すためにフランクに話しかけ、悩み事を相談するなど頼っていることをアピールしましょう。一方仕事の場では、敬語をしっかりと使いながらクールに接します。自分と正反対の「天然」の女性を嫌う傾向があるので、後輩としてのかわいさを表現して「ロマン」を刺激しつつも、きちんと「ソロバン」を入れて知的な部分を見せることがポイントなのです。

気難しく見えるお局さんも、若い女性が嫌いなわけではなく、単に接し方がわからないだけ。少しずつ距離をつめて、うまくコントロールしましょう。キャリアが長く、内部事情に詳しかったりするので、味方につけられれば得をするかも!?

(平林理奈/Playce)

※この記事は2014年07月31日に公開されたものです

五百田 達成

作家・心理カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」を専門に講演や執筆。近著『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、22万部を超えるベストセラーに。

●五百田達成オフィシャルサイト:http://www.iotatatsunari.com/
●Twitter:https://twitter.com/ebisucareer
●Facebook:https://www.facebook.com/iotatatsunari.net

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