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ケンカが始まる原因は相手の機嫌にあった!「感情一致効果」とは?

些細なことがきっかけで、恋人とケンカをしてしまった経験は、きっと誰にでもあるはず。「雨降って地固まる」なんてことわざもありますが、正直、ケンカ中の気分は最悪です。心理学の観点から考えると、ケンカの原因は一体どこにあるのでしょうか。

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原因から、ケンカを避けるための対策を練りましょう。

感情一致効果とは?

心理学の言葉に「感情一致効果」というものがあります。これは、自分の感情と一致する情報を、無意識に集めてしまうという人間の性質を表す言葉です。同じ事柄に対して、気分の良いときにはおおらかに受け止めることができるけれど、気分が悪いときにはつい舌打ちしてしまう……なんてことはありませんか?その人の見方は、そのときの気分次第で決定されると言えるのです。

感情一致効果とケンカ

ではこの感情一致効果が、恋人同士のケンカにどのような影響をもたらすのでしょうか。例えば彼が仕事で上手く行っていないときには、心の中にムシャクシャした気持ちを抱えていることでしょう。いつもは軽く流せる彼女の行動も、彼の中の感情一致効果により、この日ばかりは見逃せません。

余計な一言を彼女に伝えてしまう可能性も高いのです。こんな彼の言葉を受け止めた彼女にも、感情一致効果が働きます。彼女は彼のムシャクシャした気分を、無意識に感じ取り、そして特別な理由がなくても、彼と同じように不機嫌になってしまうのです。

不機嫌な相手に不機嫌な一言を返したら……あっという間にケンカに発展することも珍しくないでしょう。

無駄なケンカを避けるには?

ケンカの中には、恋人同士で積極的にした方が良いものも存在します。二人の意見をしっかりと言い合い、最終的に双方が受け入れられるようなケンカがそれ。しかし、双方の機嫌がきっかけとなり生まれるケンカには、メリットは存在しません。

相手の嫌なところばかりが目につき、二人の間の決定的な溝となってしまう可能性もあるでしょう。こうした無駄なケンカはできるだけ避けるのが吉です。

そのためには、まず感情一致効果というものの存在を、しっかりと認識する必要があります。「こういうことがあるんだ」と知っておくと、自分が今何にイラついているのかを冷静に見極めることも可能となるでしょう。結果、自分の中の感情、そして相手の感情に引きずられることがなくなります。

その上で、ムシャクシャした気分を吹き飛ばせるような、気分転換の方法を提案してみてください。ケンカを防ぐことができるだけではなく、「この人といると本当に楽しい!」と株を上げることにも繋がるでしょう。

つまらないことでケンカになりそう!と思ったら、まずは一度深呼吸をしてみてください。気持ちを落ち着けることで、彼の気持ちを冷静に見極めることができるでしょう。ケンカを上手に避けて「居心地の良い女性」を目指してみてください!

※この記事は2014年07月08日に公開されたものです

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