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【女の嘆き】「喋らなければ、いい女」の真意がわからない→男性の発言には2つの隠れた思いがある

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

男友だちや同僚男性から言われることで、理解に苦しむことがあります。出会ってから少し経ち、仲よくなってきたころに、『喋らなければ、いい女だよなぁ』と決まって言われる……。からかっているのか本気で言っているのか、真意をはかりかねるところです。一度ならず何度も同じことを言われると、だんだん素の自分を出すことが怖くなってきて……。これって、けなされているの? 褒められているの? どっちなのでしょうか?

男性のこの手の発言には、大きく分けて2つの隠れた思いがあるようです。

ひとつめのAパターンは、男性側が、理想の女性のイメージを裏切られ、本当にがっかりしている場合。この場合は額面通りの意味で、「喋らなければ、(俺の理想の)いい女なのになぁ」ということです。

ふたつめのBパターンは、男性側の隠れた好意が含まれている場合。男性の発言を翻訳すると、「喋らないで遠くから見ているときは高嶺の華に思えたけれど、喋ってみると気さくでいいヤツじゃないか」という感動や期待感、または親近感が込められているということです。こちらはちょっと変化球なので受け取りにくいですが、ほんのりとした好意だと解釈していいでしょう。

<女の嘆きへの処方箋>
●Aパターンの場合
この男性の発言で、不安になる人と不快になる人がいるはずです。自分の価値を勝手に値引き(ディスカウント)されたように感じて、「私がいけないの?」と心が揺れてしまったり、一方的に価値観を押しつけられているようで窮屈に感じたりするかもしれません。しかし、この場合は、あまり気にしすぎず放っておきましょう。たまたま、相手の男性が抱いている理想の女性像と、実際のあなたのキャラがちがったというだけです。また、女性慣れしていない男性の中には、自分の想像とちがった面を見せる女性をありのままに受け入れられず、「こうしたら、もっといいのに」とお節介を焼いてくるタイプもいます。

どちらにしても、わざわざそんな野暮な発言をする男性に自分を合わせる必要はありません。「残念ですね~」とサラッと流し、引き続き自分らしく輝くもよし。または、後学のために、一般的な男性がよいと思う女性像を研究する機会にしてもよし。心に余裕を持って対処しましょう。

●Bパターンの場合
普段から直球勝負で、裏メッセージ(ダブルメッセージ)を含んだ会話が苦手な女性は、こういう言い回しにイラッとくるかも。好きな女子がカチンとくるようなことを言って、遠まわしに好意を匂わす中学生のような真似をせず、「見た目以上に、いい女だよな」くらいのコメントをビシッと決めてくれたらこちらのハートも動くというのに……、というもどかしさを感じるかもしれません。つまり、Bパターンの解釈としては、紛れもなく褒められているということ。複雑な気持ちはひとまず脇に置いて、自信を持ちましょう。

(心理コーディネーター:三吉野愛子)

※この記事は2014年06月30日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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