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婚約後に破局したら、こんなに大変! 「父が相手の家へ乗り込む」「遠恋からの失業」

花と指輪結婚の約束をしたにもかかわらず、別れてしまうカップルは意外と多いそうです。しかも、婚約中の破局は何かと大変なことが多いのだとか……。どんな問題が起こるのか、実際に悲しい経験した女性に話を聞きました。

■婚約者の浮気が発覚!(キヨミさん/30歳/商社)

「27歳のときに、当時つき合っていた彼氏と婚約しました。プロポーズをしてもらって、OKして。それから両親へのあいさつ、式場探しなど、結婚に向けての準備を着々と進めていたのですが……」

なんと、ここまできて婚約者の浮気が発覚! 元カノと切れておらず、ずっとキヨミさんに黙って関係を続けていたそうです。

「もうショックで、何も考えられなくなりました。彼は結婚したい気持ちは本物で、元カノとももう別れたと言いましたが、まったく信じる気になれません。別れたいと伝えました。それで、私の中では『傷つきはしたものの、結婚前にわかってよかったかな』と思うことにして、もう忘れたかったんです」

しかし、キヨミさんの父は怒りがおさまらず。大事な娘を傷つけたロクデナシに謝罪をさせろ、慰謝料を払えと、ついに向こうの実家に乗り込んでしまったのだとか。

「でも、私は婚約者のご両親のことは好きでしたし、別に彼に賠償金を請求したいとも思っていません。必死で父を説得して、引き下がってもらいました。あのときの父の怒った顔、悲しそうな顔……。一生忘れないと思います。相手をよく見極めもせず、婚約をして両親を巻き込んだために、こんな大変なことになってしまいました」

結婚は本人たち2人だけのものではないとよく言いますが、それは婚約も同じようですね。

■お金の話!(モモカさん/29歳/教育関連)

「相手とは交際期間1年で婚約し、新居は手頃な賃貸マンションを見つけて契約。式場もすぐに決まりました。それにともなってもろもろの費用もかかります。新居の敷金礼金、さらに式場の予約金、式場とは別の場所に注文した引き出物の代金など。結婚準備のために、100万円以上のお金を支払いました」

しかし、結婚準備がどんどん進む一方で、2人の関係は悪化。式準備などで口論になることが多くなり、次第に一緒にいることがつらくなってしまったそうです。

「問題はお金のこと。私の方がかなり多く出していたため、『一度すべて計算し直して、ちゃんと割り勘になるようにしよう』と言ったのですが……。彼は『それはおかしい』と」

『結婚式なんて、女性のためのもの。俺はもともと豪華な式には反対だったのに』『新居だってお前が決めた』というのが、婚約者の主張です。

「その言葉を聞いて、がくぜんとしましたね。婚約破棄して正解。ただ、お金の面ではかなり損をしました。さらに式場のキャンセル料もかかってしまったのですが、それも私が支払いました……。

早く契約を解除しないと、どんどんキャンセル料が上がります。でも婚約者はゴネているし、連絡しても無視されるし。もう、高い勉強代だと思ってあきらめました」

モモカさんは現在も独身。今後結婚準備に取り組むことがあれば、最初からきちんと費用を折半にすると、心に決めているそうです。

■破局からの地獄!(アスミさん/26歳/商社)

「遠距離恋愛の末、その彼氏と婚約。結婚後は彼のいる土地に私が引っ越すという話になっていたんです。そのため、私は早めに勤め先に辞表を提出し、東京での転職活動に専念することにしました」

式を挙げる予定もなく、会社には「一身上の都合」ということで退職を申し出たそうです。

「仕事を辞めてからしばらくは、実家にいました。ただ、仕事を辞めた寂しさや、しらない土地へ行く不安などがあり、婚約者にあたってしまうことが増えたんです。彼も最初のうちは優しく聞いてくれましたが、向こうは向こうで忙しく、だんだん冷たくなって……。そして、冷たい彼の態度にさらに腹を立てる私。そんな悪循環の末、破局です」

遠距離恋愛の難しいところですよね。とても残念……。

「残ったものは、『無職』という現実。とりあえず実家があるので住むところはありますが、転職先は未定のまま。『東京へ行ったら、少し専業主婦気分を味わってから転職すればいいや』なんて、甘く考えていた私がバカでした」

その後、アルバイトで食いつなぎつつ、なんとか転職先を見つけたというアスミさん。生活を立て直すことができて、本当によかったです。

現在は結納を交わさなくても、当人同士の意志が確認できていて、結婚の準備に入っていれば、婚約中ということになります。それを破棄することになれば、裁判沙汰に発展するケースも……。お金の問題はもちろん、親に迷惑をかけてしまうことも少なくないようです。婚約を決めるときは、くれぐれも慎重に。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年06月28日に公開されたものです

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