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【女の嘆き】毎日のグループランチが正直しんどい→「勇気を出して自分の目的を優先」

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

女性が多い職場で、何人かのグループでランチに出かける雰囲気って、ありますよね。本音を言うと、ときには節約のためにお弁当にしたいあなた。女性同士の代わり映えしない話題になんとなく相槌を打ってやりすごしているあなた。噂話ばかりで聞くに堪えないのを我慢しているあなた。同じ職場にいる以上は仕方がないと、あきらめていませんか?

グループを作って、横並びの関係で、たわいもない話に花を咲かせ、同じ時間を共有する。男性よりも女性に多く見られがちなこの傾向は、実は女性の本能のようなもの。太古の昔から女性たちは、同じグループ(コミュニティ)の女性たちと協力して子育てをしてきた歴史があります。そのため、現代の女性たちにも、自分だけが情報不足で不利益を被らないように、日常的に持ちつ持たれつで情報共有をするという名残があるのです。

<女の嘆きへの処方箋>
●その1 どうしても必要な場合は、仕事の延長と割り切るのも手
インターネットが普及した現代において、リアルなコミュニティに所属しないと情報不足で圧倒的に不利という状況は、そうそう起こり得ません。ただし、職種や社風によっては、ランチや飲みの席でこそ、重要な会話が交わされている場合も。このように、付き合いが悪いことが仕事上のデメリットに直結するような場合は、グループランチはミーティングの延長のようなものだと割り切るのも手。

●その2 『Let it go!』ありのままの自分で、自分の目的を優先
夢の実現のためにお金を貯めたいとか、休み時間に資格の勉強をしたいなど、目的がはっきりしている場合は、勇気を出して自分の目的を優先しましょう。あなたの人生の時間は、あなたのためにあるのです。ランチを断る一瞬の気まずさと、自分の将来を天秤にかけてみたら、自ずと答えは出るのでは?

「今日は、デスクで食べます」と切り出し、相手の反応をよく見届けて。思い切って言ってみたら、案外平気なこともあるものです。相手の意思を尊重するという大人同士のマナーを信じて、自分の思うように行動してみて。自分に正直になればなるほど、ほかのメンバーも本音を言いやすくなり、「実は、私もお弁当にしたかったの」などと、新しい仲間も現れたりするのです。

●その3 少し陰湿な雰囲気を感じても、取り合わないこと
あなたが所属しているのが、出入り自由な風通しのいいグループでなかった場合、少し居心地の悪い思いをするかもしれません。でも、グループ内にいない人の噂話や陰口で盛り上がるようなコミュニティは、どのみちあなたにいい影響はもたらしません。少しの間は嫌な思いをするかもしれませんが、あなたが取り合わなければ継続的なターゲットにはなりません。人をおとしめようというエネルギーの人は、幸福感を得にくく、いつの日か勝手に自爆するものなので取り合わないほうが賢明です。

(心理コーディネーター:三吉野愛子)

※この記事は2014年06月26日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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