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フルタイムで働く女性は野菜不足の傾向にー調査結果

1日の野菜摂取量と必要量の認識

「1日5皿分(350g)以上の野菜と、200gの果物を食べましょう」をスローガンに食育活動を展開しているファイブ・ア・デイ協会は、20歳以上の男女10,971人の消費者を対象に、「野菜と果物の摂取に関するWEB調査」を実施した。

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若い世代ほど野菜不足の傾向に

1日の野菜摂取量をみると「1~2皿」が最も多く全体の68.4%で、年代別にみると、若い世代ほど野菜が不足していることが示された。また、1日の適量が5皿であるにもかかわらず、「1~2皿」の野菜を食べている人のうち62.0%が、適量も「1~2皿」と回答するなど、7割以上の人が1日の適量を「誤認」していることがわかった。

20代はカット野菜を購入する人が多い

野菜の購入の仕方については、いずれの年代も原体で購入する傾向が示された。しかし、カット野菜も20代は他の世代に比べて購入比率が高く、男性は26.0%が、女性は30.1%がカット野菜を購入していた。男性でみると30代で28.7%、40代で27.1%と高い傾向にあった。購入場所はスーパーが多いものの、カット野菜などは「コンビニ」や「ミニスーパー」が選ばれることも多かった。

野菜と言えば何を買いますか?

フルタイムで働く女性は野菜不足の傾向に

野菜の摂取量をタイプ別でみると、女性全体と比べフルタイムで働く女性は野菜を食べていない傾向が示された。また、20~30代の若い世代の単身層は「食べていない」が22.8%と全体の9.3%を大きく上回り、野菜不足の実態が浮き彫りとなった。また、購入場所としてはフルタイムで働く女性、若い世代の単身層ともに、スーパーの利用率が低く、「コンビニエンスストア」や「ミニスーパー」などを利用している傾向にあった。

タイプ別野菜の摂取量

フルタイムで働く女性は野菜不足を感じ、若い単身層は高いから野菜を食べない

フルタイムで働く女性は「ふだん、野菜を十分に食べている」という割合が全体と比べ低く、野菜不足を感じていることがうかがえる。「自分で料理・調理をするのが面倒」「料理・調理をする時間がない」など、十分な時間がないが故に野菜を食べられていないことが理由として挙げられた。一方、若い世代の単身層では「価格が高いから」という理由で野菜を食べないという特徴的な結果が得られた。また、フルタイムで働く女性、若い単身層ともに、野菜料理の手間を低減するカット野菜のニーズが高い傾向がわかった。

モデルタイプ別 野菜を食べない理由

「5 A DAY」「食事バランスガイド」を知る人は野菜をよく食べている

「5 A DAY」「食事バランスガイド」の言葉や意味を「知っている人」「知らない人」で野菜の摂取量をヒヤリングしたところ、知らない人で「野菜を3皿以上食べている」と答えたのは全体の24.5%、知っている人で37.1%となった。野菜摂取量の具体的な指標を示す「5 A DAY:1日5皿分以上の野菜を食べよう!」の有効性が示唆される結果となった。

5DAY・食事バランスガイドの認知度と野菜摂取の状況

※この記事は2014年06月20日に公開されたものです

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