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コスパ抜群の300円メニューがそろう新橋の大衆酒場「大路路」―分厚い「ハムフライ」300円に大満足!

一番人気のハムフライとメンチカツを盛り合わせた「ハム&メンチ」300円

ポケットマネーで憩える大衆酒場がひしめく激戦地・新橋でも、そのコストパフォーマンスで連日大盛況なのが大露路だ。

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オープンの16時を待っていました! とばかりに常連客を中心に続々と入店しはじめ、17時過ぎには満席になることも珍しくないほどの人気。店内は、よく使い込まれた6~8人掛けの木製の長テーブルだけなので、店のスタッフのテキパキした仕切りに従って相席する。

顔見知りもそうでない者同士も、一人でも多く楽しめるよう詰め合って座る古式ゆかしい大衆酒場のスタイルそのままなので、初めて訪れる際には2人以上で連れ立った方が気後れしないかもしれない。

●300円均一のお値打ちな酒肴が多数
店奧の壁際に掛けられた短冊の品書きには、煮込み、肉豆腐、マカロニサラダ、冷やしトマトなどの居酒屋定番メニューから、たこさし、まぐろさし、白子ポン酢などの生モノまで50品以上のつまみがそろう。

しかも、驚くべきことに惣菜各種は300円均一という激安っぷり。立ち飲みを中心に300円の酒肴をラインアップする店は数多くあるが、ここ大露路の盛りのよさや手作り感を含めたパフォーマンスにはなかなか出会えない。

長年、大盛況を続けている理由がここにある。約35年前に姉とこの店をはじめた現女将の室井カオルさんは「特に激安を意識しているわけではありません。季節ごとの普通の食材を自家製で提供していれば、こんなものですよ」と気負いがない。

しかし、30年以上にわたってこの価格を維持するのは並大抵ではないはずだ。消費税アップ後の懐が寂しい庶民に絶大な支持を受けているのも納得だ。

●相盛りも可、分厚いハムフライが必食
数あるつまみの中でもオススメは、厚さ2センチはあろうかという「ハムフライ」。もちろんこれも300円で、しかも2枚付けというぜいたくさ。1枚だけでも食べ応え十分のハムフライだから1人で注文した際には飽きがくるのも事実。

そんな場合は、メンチカツと相盛りにした「ハム&メンチ」に変更してもらうことも可能だし、ハムフライ1枚にポテトサラダなどの野菜モノを添えてもらうこともできる。臨機応変、スタッフに声をかけてみるといいだろう。

酒もビール大瓶が550円などと格安だが、この店の看板メニューとして多くの客が注文するのが「トマトハイ」300円。アルコールの分量もケチくさくなく、しっかりと酔える濃度だが「トマトの作用でしょうか。酔い覚めもスッキリだと古くからのお客さんに好評です」とは3代目を引き継ぐ女将の息子・大輔さん。

格安のつまみを品定めし、客同士の肩が触れ合いながら飲む。時には初めて同士で会話が弾むことも。大衆酒場の王道をしっかりと感じられる名店だ。

【店舗データ】
店名:大露路
所在地:東京都港区新橋3-10-6
営業時間:16:00~23:00
定休日:土・日・祝
HP:なし
メニューはすべて税込価格

【その他メニュー名 価格】
・〆さば300円
・ホルモン炒め300円
・焼きそば300円
・ビール(大瓶)550円、日本酒300円、酎ハイ300円ほか

※この記事は2014年06月14日に公開されたものです

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