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1,000人に聞いた!就活時に参考にする情報源は「就活サイト」「友人の話」「就活仲間の話」

就職活動時に何を参考にしているか(いたか)/複数回答形式

日本労働組合総連合会は、ネットエイジア株式会社協力のもと『就職活動に関する調査』を実施、結果を発表した。調査対象は20歳~25歳で、就職活動の経験がある最終学年の大学生・院生(就活生)の男女各250人と、2014年4月から就職した社会人1年生の男女各250人、合計1,000人。調査方法はインターネットリサーチ、調査期間は2014年4月28日~5月7日の10日間。

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回答者全員を対象に、就職活動時参考にしたものを聞くと、最多となったのは「就職活動情報サイト」で61.7%だった。次いで「友人の話」が53.0%、「就活仲間の話」が43.9%、「家族の話」も39.8%に。SNSなどの「ソーシャルメディア」と回答した人は13.2%にとどまった。また、就職活動中の人のうち、調査時点で内定がある人と無い人を比べると、「就活仲間の話」「大学等の先輩の話」「OB・OG訪問」といった生の声を参考にしている割合は、全て内定がある人の方が高い結果となった。

続いて、志望企業を選択するときに重視した点を聞いたところ、「業種」が71.1%、「勤務地」が67.7%となった。続く回答では、「給与の水準」が44.4%、「福利厚生」が40.4%となり、「経営理念・社風(社長メッセージや社員の印象など)」「残業など労働時間の長さ」も3割近い結果に。男女別にみると、「勤務地」「福利厚生」「経営理念・社風」を重視する割合は、女性の方が高かった。

志望企業を選択するときに、どのような情報を重視しているか(いたか)/複数回答形式

ソーシャルメディアをどのように就職活動に利用したかという“ソー活”についての質問では、「企業の公式アカウントをフォローした」という回答が11.8%、「就活仲間とつながりを持った」が10.8%、「就活情報を発信するアカウントをフォローした」が8.3%で上位となり、何らかの“ソー活”をした割合は合計31.5%に。また、「企業側にみられたくない投稿を削除した」や、「ホンネを書くアカウントを特定されないようにした」、「就活用のアカウントを作った」など、投稿の削除やサブアカウントの利用で本音が知られないよう対策をしたという回答もあった。

どのようなソー活(ソーシャルメディアを就職活動に利用)をしたか/複数回答形式

続いて、“ソー活”をしなかった685人を対象にその理由を聞いたところ、「自分のプライベートな情報は知られたくないから」という回答が36.5%で最多となった。次いで、「内定には結びつかなさそうだから」、「“ソーシャルメディアはプライベート”として区別したいから」という回答が20%台で続いた。男女別では、「自分のプライベートな情報は知られたくないから」「“ソーシャルメディアはプライベート”として区別したいから」「内定後・入社後も監視されそうで嫌だから」と回答した人の割合は、男性よりも女性の方が高い結果に。

ソー活をしなかった理由(対象:ソー活をしなかった685名)/複数回答形式

全員を対象に、就職活動中の不安を聞いたところ、「どこにも就職できないかも」が69.0%、「ブラック企業に就職してしまうかも」が41.7%となった。以下、3割台で「周り(友人など)と比べて、自分は努力していないのではないか」、「自分は価値のない人間なのではないか」、「やりたい仕事がみつけられなかったらどうしよう」という回答が続いた。

就職活動中、どんな不安を抱いているか(いたか)/複数回答形式

働くうえでの権利やルールについて、知っているものを聞いたところ、「会社は、雇う際に、労働者に対して、賃金、労働時間その他の労働条件を書面にして通知しなければいけないこと」は63.6%となり、質問した項目の中で最多に。次いで、「育児休業は男性も取得できること」60.8%、「セクシュアルハラスメント(セクハラ)は女性だけでなく、男性も対策の対象となること」56.7%、「会社が、労働者に、支払う賃金(給料)の最低額(最低賃金)が法律で決められていること」54.5%が続いた。一方、時間外労働に関する権利やルールを知っている割合は下位となり、「時間外労働の割増率」や「時間外労働に協定が必要」というルールの認知率は、4人に1人以下の割合となった。

働くうえでの権利やルールとして、知っていたもの(上位10位)/複数回答形式

働くうえでの権利やルールとして、知っていたもの(11位以下)/複数回答形式

就職活動を通じて得たものや自身の変化について聞くと、「社会人に対する見方が変わった」が39.8%、「それまで知らなかった業種・職種を知った」が38.1%、「仕事に対する考え方が変わった」が37.4%で、上位3位となった。また、「家族に感謝する気持ちが強くなった」が24.2%、「友人に感謝する気持ちが強くなった」も12.7%など、周囲の人への感謝の気持ちを抱いたとする回答も聞かれた。

就職活動を通じて得たものや自身の変化/複数回答形式

※この記事は2014年06月13日に公開されたものです

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