はっきり言われたわけじゃないけれど、きっとフラれたんだ……失恋したときの考え方

今現在、大好きな人と特に仲が悪くなっているわけではない。一緒にいれば楽しいし、幸せだって思える。でも、だからこそ「これって何なんだろう？」と2人の関係について、不満や不安を抱いていませんか？

 

「結局彼は、私のことなんてどうでもいいんだろうな……」と心が苦しく、未来が心配。はっきりふられてはいないけど、先に進んでいる実感がまったくない。そんなときに一人考え込んで出した答えは、「結局私じゃだめってことよね」とネガティブに失恋を想像。勝手に頭のなかで大好きな人にフラれてしまう、自滅型の失恋が増えています。あなたは本当にフラれたのでしょうか？

■私のことはほめないのに、ほかの女性をほめる

「私にはそんなこと絶対に言わないのに……」「やっぱりああいう人が好きなんだ……」。特に、かわいい、美人、スタイルがいい、若い、気が利く、家庭的……などなど自分と比較して女性として魅力的に見える人をほめたとき、過剰に反応してしまいます。「私じゃダメなんだ」が強く意識されるからです。

でもね、ほめるのは気を使う相手へのサービスかもしれません。「ほめられないこと」と「本気でけなされること」は意味がちがいます。あなたがほめられないことを「女性として見られていないから」と決めないでくださいね。仲がいいからこそ「あえてほめなくてもいい関係」と彼は無意識に思っているのかもしれません。

そして、あなた自身のことも振り返ってくださいね。あなたも同じようなことを彼に無意識にしてはいませんか？　「いまさら……」なんて言わずに、まずは自分から彼をほめてみましょうね。恥ずかしがらずに、いい所をいいと言うだけですよ。できますか？

■告白されない

「仲よくしてはいるけれど全然告白されない……」。これって恋愛対象外って意味ではないですよ。「好きなら告白してくるはず。少なくともデートくらいは誘うはず」。今でもこんなふうに思っている人は多いですよね。すべての男性が積極的な行動派ではありません。好きになったら必ず告白するわけではありません。

「告白をされないから恋愛対象として見られていないんだ……」なんて単純には言えませんよ。それでも「告白されないんだから、きっともう先がないんだろうなぁ」と失恋した気分になってしまうんですよね。

このままじゃただの友だち、それとも都合のいい女？　どちらにしても女の幸せは夢のまた夢、未来がないまま付き合っている意味なんてあるのかな？　別れて結婚相手を探す方がいいの？　それをかかわりながら確かめていきましょう。彼の表情や態度をよく見てください。言葉もよく聞いてください。告白ではないけれど、あなたを思いやる気持ちが感じられたら、フラれたなんて言わないで、ゆっくり少しずつ今のままでかかわり続けることをおすすめします。

■プロポーズされない

そろそろ結婚の話くらい出てもよさそうだと思うのに一向にその気配すらない。あとから付き合いはじめた同世代や後輩、妹までも順調に結婚していった今、「私は、結婚したいと思ってもらえないんだ……」なんて思ってませんか？　あなたに問題があるからプロポーズされないのではないんです。

ここで「もっと女らしくしたら結婚してもらえるのかな？」なんてさらに一生懸命彼のために尽くすのは厳禁ですよ。ますますプロポーズの機会を遠ざけます。プロポーズされないのは、あなたがダメだからではなく、今が十分に満足だからという場合もあるんですよ。結婚するきっかけも理由もなければ、わざわざ「結婚しよう」と言ってこない場合もあります。

そしてそれについてあなたが何も言わないままでいたら、それでいいんだと思っているだけです。別に悪気があるわけではありません。彼がプロポーズしたくなるきっかけ……それは彼があなたに一緒にいてほしいと思う場面を作ることなんです。

（羽林由鶴）

※この記事は2014年06月11日に公開されたものです