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梅雨になると頭が痛い! そんな頭痛の原因と対処法は? 漢方薬で予防できる!?

梅雨の時期に頭痛になる原因は?

日本人の3~4人に1人は頭痛持ち。特に、梅雨の時期になると頭が痛くなるという方は多いと言います。頭痛の対処法について、「霞が関ビル診療所」の丸山綾先生に聞きました。

頭痛の原因は何なのでしょうか?

「『頭痛』とひとくちに言っても、原因も症状もさまざま。肩こりや眼精疲労からくるものや、天候・気圧の変化や疲れ、ストレス、月経などに影響される場合もあります。激しい痛みや吐き気をともなう頭痛もあり、鎮痛剤を服用する以外打つ手がなく、頭痛が去るまで何とかやり過ごしている……という人も多いと思います」

痛みが出てからは鎮痛剤で対処する

では、まず西洋薬で頭痛に対処する方法について教えてください。

「西洋薬の頭痛薬のメインは、消炎鎮痛剤ですね。これは飲むタイミングにポイントがあります。鎮痛剤は、痛みを起こす物質の生成を抑える働きをします。なので、『少し痛むな』と思ったタイミングですぐに服用するのがいちばんです。よく“痛みを極限まで我慢して、こらえきれなくなってから飲む”という方もいるようですが、それだと痛みを起こす物質がたくさん作り出されたあとなので、結果的に鎮痛剤が効かなかったり服用回数を増やしてしまうということになります。また、エルゴタミン製剤など、片頭痛の特効薬といわれる薬もありますが、やはり痛みが出てから使用するものになります」

予防もできる? 漢方薬であらかじめ頭痛対策を

西洋薬は痛みに直接対処してくれるのですね。では、漢方薬を使うメリットはありますか?

「西洋薬にも予防目的で飲む方法もありますが、やはり主体はあくまで痛みが起きてから対処するための薬です。一方漢方薬は、自分の体に合うものを選ぶことが大前提ですが、継続して服用することで、頭痛そのものの症状を緩和するだけでなく、頭痛の原因であったり、頭痛に随伴して起こるむくみや冷えなども総合的に改善してくれることが期待できます」

痛くなってから対処するのではなく、頭痛を引き起こす原因に根本的にアプローチできるのはいいですね。それでは、頭痛について漢方薬を使うとき、気をつけることはありますか?

「頭痛は複合的な原因によって起こることが多いため、対処法が難しいということがあります。自己診断で対処しようとせず、きちんと医師の診断を受けることをおすすめします」

「頭痛は誰にでもあるもの」と思って放置し、症状を悪化させてしまうこともあるのでは。頻繁に頭痛に悩まされる、という人は、一度漢方薬を検討してみてはどうでしょうか。

(取材協力:丸山綾、文:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.05)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年06月10日に公開されたものです

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