猫は舌を上手に使って、ピチャピチャ舐めるように水を飲みます。たまに、水の入った器に前足を浸し、すくうようにして飲もうとする猫もいます。この仕草は、昔、砂漠地帯にいた種によく見られるそうです。乾燥している地域では、いつでも水を飲めるわけではありません。やっと見つけた水たまりがたとえ泥水であっても、それを飲まなければ生きていけません。そこで前足を浸し、それを吸うようにして水分補給していたのです。その名残が見られるということですね。
(OFFICE-SANGA 山下まちか)
※この記事は2014年06月08日に公開されたものです
