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健康・美容にも◎ 森林浴の癒し効果がスゴイ!

新年度スタートからもうすぐ2カ月。環境が変わり、知らず知らずのうちにストレスをためこんでいるという方、多いのでは? そんなあなたにオススメなのが“森林浴”。日本ではそれほどメジャーな習慣ではありませんが、ドイツでは多くの人が自分の“お気に入りの森”を持ち、頻繁に訪れてはのんびりとした時間を過ごすのだそう。あなたも“お気に入りの森”を見つけ、心身ともに癒されてみませんか?

森林浴

■森林浴の癒し効果を高めるポイントは?

森の中に身を置き、のんびりするだけでも癒し効果が得られる森林浴。ハードな運動をともなう山登りや、道具をそろえるのが大変なキャンプとちがい、アウトドア初心者でも気軽にトライできるのが魅力です。

森林浴の癒し効果には、森の樹木が放つ「フィトンチッド」という成分が大きく影響しているんだとか。森林総合研究所 香川隆英室長によると、「フィトンチッド」を浴びることで、ストレス解消、免疫力アップのほか、アンチエイジングにも効果が見込めることが科学的に明らかになっているそうです。そんな森林浴の効果を高めるポイントを、香川さんに聞きました。

ポイント1 自分好みの森を見つける
日本の森はバラエティ豊か。生えている植物や地形などによって、雰囲気がまるで異なります。「本やインターネットなどであらかじめ写真をチェックして、自分が好きだと感じられる森を選ぶのがポイントです」と香川さん。女性や初心者同士で行くなら、見通しがよくて明るい森を選ぶと、安心感が得られるため、よりリラックス効果が高まります。

ポイント2 ゆっくりと過ごす
森の中ではリラックスすることが大切。ゆるやかな道をのんびり歩き、休憩できるスポットでは座ったり、寝転んだりしてみましょう。緑の美しさ、自然のにおい、鳥の声、やわらかな土の感触など、さまざまなことを五感で楽しめるはず。少なくとも1~2時間は滞在した方が、癒し効果を実感しやすいそうです。

ポイント3 身だしなみに気をつける
自然の中で過ごすときには、身だしなみに注意が必要。香水や香りが強い整髪料はハチが寄ってきやすいので絶対にNG。黒い服装もハチが集まりやすいと言われており、避けた方が無難です。また、暖かい季節になっても、森の中は思いのほか、ひんやりします。脱ぎ着できる防寒具は必需品。急な雨に備えてレインコートもあると安心です。

■初心者にもオススメの森林浴スポット
奥多摩森林セラピーでは森林ヨガなどのメニューも

奥多摩森林セラピーでは森林ヨガなどのメニューも

NPO法人森林セラピーソサエティでは、森林の癒し効果が科学的に実証されたスポットを、「森林セラピー基地」、「森林セラピーロード」と認定しており、現在その数は全国57カ所にものぼるそう。認定スポットは、歩きやすいように道が整備され、休憩施設も備えているので、初心者にもおすすめ。一部の基地では森林ヨガやガイドウォークなどのツアーも提供されているそうです。週末のレジャーに最適な関東、東海・近畿エリアの森林浴スポットをご紹介します。

<関東>
おくたま巨樹に癒される森(東京都/奥多摩町)
東京都檜原都民の森(東京都/檜原村)
森林のおもてなし やまきた(神奈川県/山北町)

<東海・近畿>
健康の郷・美杉(三重県/ 津市)
びわこ水源の森 たかしま(滋賀県/高島市)
世界遺産 高野山千年の森(和歌山県/高野町)

(北乃ユキ)

※この記事は2014年05月27日に公開されたものです

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