復帰をはたしたママに聞く! 仕事復帰には欠かせない保活は何をすればいい?
いま、出産後仕事に復帰するママにとって深刻な悩みが、保育園不足問題。地域によっては待機児童の数が1,000人を超えるところも。そこで今回は働く子育てママに「保活を成功させる秘訣」についての体験談を聞いてみました。
保活スタートは早めが吉!
・「出産前に子育て専門のホームページなどで希望圏内の保育園検索をして、情報収集しておく」(32歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「0歳の4、5月。待機になると高いポイントが付くので」(30歳/自動車関連/事務系専門職)
・「0歳児入園の秋」(32歳/食品・飲料/その他)
保育園探しは、育児休暇明けの直前で大丈夫などと悠長に構えていられる人は少ないですね。保育園自体の数が少ない地域もあるので、送り迎えに便利な場所なら競争率もさらにアップ。出産前の余裕のある時期に候補を絞っておくのがおススメです。
保活成功のカギは足を使うこと
・「とにかく役所に行って、近隣にどのような保育園があるのか担当の人に教えてもらい、実際に足を運んで見学したりと、本当に希望している園なのかを目で見て確かめた」(32歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「園の見学。園によって全く異なるので、行く可能性のある園は見学すべき。無認可も保険として抑えておく」(32歳/食品・飲料/その他)
大切な子供を預ける保育園ですから、実際に目で見て確かめるというのは大事。子供たちの様子を見られるだけでなく、お迎えに来ているママたちの雰囲気が自分に合うかなどもよくわかりますよね。
綿密に計画を練る
・「今住んでいる自治体は点数制になっているので、点数表をもらって少しでもポイントを取れるようにした。競争率の低い保育園を狙う」(30歳/自動車関連/事務系専門職)
・「とにかく一番目を希望園にいれること。それが一番です。一番目を希望園に入れたらあとは兄弟枠を狙って早生まれにする。4月の年度切り替え時には絶対入れないので、次年度1歳にはなるが、兄弟枠だと入りやすい」(31歳/食品・飲料/技術職)
保育園や自治体には入園に当たっての審査基準が設けられていることが少なくありません。その審査基準をどれだけ満たせるかは、早めの計画が重要になるようです。
希望通りにいかなくても当たり前の気持ちが大事
・「入りたい園に直接問い合わせて空きがあるかを聞いてから希望を出す」(32歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「かなり前から場所は探しておく。希望は通らなくて当たり前だからそこは深く考えない」(28歳/金融・証券/事務系専門職)
設備が整っていたり、交通の便が良い保育園に人気が集中するのは仕方のないことですが隣接する地域には定員割れの保育園があることも。多くの候補を上げておくだけで気持ちに余裕ができますね。
少子化問題がウソのように思えるこの事態を解消するためには、質のいい保育園を確保してもらう国や自治体の政策や保育士の環境改善などいろいろと課題があります。子育てをしながら仕事に復帰する女性が、子供を預けて安心して働ける社会をできるだけ早く実現してほしいですよね。みなさんはどう思いますか?
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2014年4月にWebアンケート。有効回答数153件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2014年05月13日に公開されたものです