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好きになった男性に実は恋人や配偶者が……失恋したときの4つの考え方

羽林由鶴

マグカップを持つ女性失恋とひとことで言ってもいろんな場合があります。今回は男性に彼女や奥様がいる場合です。それを知っていて果敢にチャレンジする人よりも、好きになった人がすでに誰かのものだったという人のほうが多いでしょう。

永遠のパートナーに出会うまで、失恋を繰り返すのは当たり前。だけどその失恋が次の恋愛に悪い影響を与えて、恋愛を難しく考えることになったり、恋愛に対して臆病になってしまうのはもったいない。まずは心を癒やしましょう。そして次こそ素敵な恋愛をしましょうね。

■失恋はあなたの価値が低いからじゃない

振られるということは「恋人や奥様に負けたということ」「女性としての魅力がなかった証明」のように思ってしまう人がいます。でもこれは間違いですよ。「彼女がいるから、妻がいるから」……だからほかの人とは付き合えないのです。

日本では男女の特別な関係は一対一がルール。それがあなたが振られた理由ですよ。あなたに問題があるのではありません。信じられないかもしれませんが、今はどんなに素敵な女性でも振られてしまうのです。自分の価値を誤解しないでくださいね。女性としての魅力がないのではないですよ。

■あなたの見る目は正しかった

パートナーがいるのに、ほかの女性にもいい顔をし、手を出す残念な男性もいないわけではありません。この場合であれば、パートナーが居る男性とでも恋愛関係は作れます。でもそれはすでにお付き合いしていた人にも、今から付き合う人に対しても誠実とはいえません。お付き合いはできたとしても、心穏やかに幸せな日々を送るのは難しいでしょう。

それでも今は大好きな人とお付き合いできないということは悲しく残念な気持ちになりますよね。こんなふうに考えてみませんか? あなたが振られたことで誠実な男性であることが証明されたのです。あなたが好きになった人が、素敵な男性でよかったですね。あなたの男性を見る目は正しかったということです。

■次はあなたが素敵なパートナーシップを築く番

彼に恋人や奥様がいることを知らなかったとしたら、彼との関係は仕事上や表面的な部分でしかなかったのかもしれません。彼とはどのように出会い、どのようにかかわっていましたか? そして少しずつでも仲良くなっている感じはありましたか?

素敵なパートナーシップは相手に詳しいだけでは築けません。自分のことを知ってもらうことも大事です。だけどいっぺんに自分のことを語ってもいけません。大事なのは日常のかかわりです。今回あまりできていなかったようなら、次はぜひ試してくださいね。

■それでもやっぱり彼が好きだというときは

嫌いにならなきゃ、忘れなきゃ……そんなふうに思えば思うほど彼に対する意識が高まります。結果、さらに好きになり、忘れるどころか鮮明な記憶になっていきます。「彼が別れたらいいのに……」なんて思いながら生きるのも楽しくないし、そんなあなたの表情は周りの人の愛情を遠ざけてしまいます。彼の不幸を願うのではなく、彼との関係をよくすることを考えてくださいね。

振られたということにこだわりすぎずに、今までどおりに関わりましょう。自分から避けないことは大事です。でも恋愛モードを全面に押し出すのも逆効果ですよ。同僚、友だちなどなど出会ったときの関係に戻って、その役割の中でよりよい関係を築いておきましょう。彼がなんらかの理由で恋人や奥様と別れることになった場合、あなたが一番身近にいる彼にとって重要な異性でいる方法です。

■羽林由鶴からのメッセージ

振られたことを自分のせいだと思ってしまえば、次の恋愛もうまくいかないような気がしてくるものです。残念ですが、振られたという事実は受け止めるしかありません。自分の努力だけじゃどうしようもないことがあることを潔く認めたほうが心は楽になります。

「素敵な人は誰かのもの」……そんなふうに言わないでくださいね。実際は、素敵な関係を築くことができたとき、人は素敵な人になるものなんです。それはかかわりの中で身についた言葉や態度によって徐々に作られていくんです。あなたもそしてあなたの未来のパートナーも同じですよ。素敵な人を探すのではなく、素敵な関係を作ること。それがあなた自身が素敵になる方法でもあるんです。

(羽林由鶴)

※この記事は2014年05月07日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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