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「天空に浮かぶ岩」で絶叫ポーズして肝試ししてみる!?

写真の岩は、CGで合成しているわけではありません。本物です! 危険なパフォーマンスを好むチャレンジャーたちが次々と訪れる北欧の「シェラーグボルテンの岩」。その正体とは!?

■断崖絶壁の間にはさまった岩

シェラーグボルテンは断崖絶壁同士の隙間にはさまっています。ノルウェーにあるシェラーグ山のフィヨルド沿いの断崖絶壁にあります。見たい人は、シェラーグ山のふもとからハイキングコースを2時間ほど歩くとたどり着きます。

この岩は地上1,000メートル。コワイですね! しかも、この岩がもし落ちたら、下部には岩よりも狭い隙間がないためまっさかさまに落ちること確実だとか。一体、この岩はなぜこんなことになってしまったのでしょう。

■シェラーグボルテンができた理由

詳しいことはわかっていませんが、今のところシェラーグボルテンができたのは、氷河時代だと考えられています。氷河時代末期に氷河が溶け出すことによって、この断崖絶壁の間に岩がはさみこまれてしまったのでは……というのが、今のところささやかれている有力な説です。

そんなに前から挟み込まれているのなら、いまさら落ちないよね? 乗っても平気?とお思いの方もおられるかもしれませんが、自然のなすことは人間には計り知れません。もしシェラーグボルテンの岩の上に乗ってみたい!とお考えの方がいらっしゃるなら、自己責任でお願いいたします。

■シェラーグボルテンにあらわれる、猛者たち

シェラーグボルテンは、その見た目の危険さから、数々の猛者たちが訪れる場所です。椅子を何脚も積み重ねて、その上で逆立ちをするパフォーマーがあらわれたり。片足立ちをしてみる旅行客があらわれたり。中にはなぜだか、この岩に乗って肝試しをしようと思ったのか、羊がシェラーグボルテンの岩の上に乗っている姿も目撃されているようです。見ているだけで、ひやひやしてしまうのは、こんな危険なチャレンジャーが後を絶たない岩だからでしょう。

シェラーグボルテンは、冬の間は大変危険なので、冬の寒い時期には近づくこともできないそうです。シェラーグボルテンのある谷の反対側には、比較的観光客の多いプレーケストーレンという断崖絶壁もあります。もし観光に訪れるなら、まずはプレーケストーレンで足慣らしをするか、あたたかい季節に現地に詳しい方と一緒に、登るといいでしょう。その際も、水や登山グッズは必須ですのでお忘れなく。

(c)Per Eide / visitnorway.com

(ファナティック)

※この記事は2014年05月03日に公開されたものです

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