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簡単に人の印象をコントロールする3つの心理テク「初頭効果」「おとり効果」「連合の原理」

ビジネスでは、相手の意向を探りながら自分の要望を押し通すスキルが必須となります。これが円満にできる人は、ズバリ「仕事ができる人」だと言えるでしょう。これであなたも「できる人」になれるかも!?な、心理テク3つを紹介します。

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早速活用しちゃいましょう。

初頭効果・親近効果

初頭効果とは、「最初の印象が最重要である」ということを示している言葉です。まっさらな状態の中、最初に示された情報は頭の中に刷り込まれやすいもの。またこれは後から挽回するのが難しいので、注意が必要です。そして親近効果とは、「直近で示された情報が判断する際に大きな影響を与える」ということを示すことです。

両者をまとめると、要は「最初と最後が大切だ」というわけですね。初対面のときのあいさつ、そして別れ際の印象をよくするように心掛けましょう。またプラン提案時の順番に応用するのもおすすめです。自分が押したいプランは、ぜひ最初、もしくは最後に提案するのが良いでしょう。

おとり効果

人の認知バイアスを利用した心理テクニックが「おとり効果」と呼ばれるものです。少々ズルイ印象がある方法ですが、「仕事ができる人」を目指すためにぜひ積極的に活用しましょう。おとり効果とは、ずばり「おとりを上手に使う方法」のこと。

800円と1,000円のランチメニューがあったときに、800円を選ぶ方は多いのではないでしょうか。しかしそこに1,400円のメニューを加えることで、1,000円を選択する人の確率がぐんとアップするのです。

少々無理なプランを通したいときには、それよりもさらに上のプランも作り、一緒に提示するのが効果的です。

連合の原理

相手から「イエス」の返事を引き出すためには、ポジティブな印象を持ってもらうことが大切です。相手が持つ印象は、相手が決定するもの。これを変更させることは難しいと思いがちです。しかし、そこで活用できるのが連合の原理! これを活用すると、意外と簡単に人の印象をコントロールできるのです。

連合の原理とは、全く異なる性質のものであるにも関わらず、それらがお互いに結びついていると錯覚してしまうことを指します。企業コマーシャルで有名人が起用される秘密は、ズバリここにあります。

人は無意識に、有名人のイメージと企業のイメージを結びつけてしまうのです。こんなに便利な心理テクを、個人でも使わない手はありません。難しい会議をするときには、おいしいお菓子を準備しましょう。「会議」と「おいしいお菓子」のイメージを連合させることができます。

会議全体の印象もよくすることができるでしょう。

何かを提案するときには「まず順番に注意をする」、そして「本当にオススメしたいプランよりもより高いプランも準備しておく」、さらに「相手が心地よいと思えるような環境の配備をしておく」ことが重要だと言えそうです。

すぐに実践可能なテクばかりなので、ぜひ頭に入れておきましょう。

※この記事は2014年04月27日に公開されたものです

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