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知ってた? ご当地キャラならぬ「ご当地妖怪」!

ふなっしー、くまもんをはじめとした全国のご当地ゆるキャラが蔓延している昨今。実はご当地キャラならぬ、ご当地妖怪もいるのをご存知でしたか? よく知るあの妖怪も、元をたどれば発祥の地があるのです。5つの妖怪をご紹介します!

●岩手県 「座敷わらし」

岩手県が発祥とされる妖怪、座敷わらし。見た人は出世したり玉の輿に乗れたりと幸運に恵まれると言われています。中でも岩手にある「緑風荘」は座敷わらしに会える宿として有名。名だたる政治家や松下幸之助などの実業家も泊まったと言われています。しかし、残念なことに2009年に起きた火事で全焼してしまいました。ところがその際に、旅館の裏にある祠に逃げていく子供の姿を複数の人が目撃していたそうで、それが座敷わらしだったのでは? なんて話も。

●岡山県 「すねこすり」

犬の姿をした妖怪。雨の夜道を歩いていると足元をこすってきて歩きにくくするんだそうです。って、それただの犬じゃないの!? なぜ妖怪として伝わったのでしょうか……。ただし、悪人はすねをかじられるそうなので気をつけて!

●福岡県 「海御前(あまごぜ、うみごぜん)」

壇ノ浦の戦いで敗れ、入水自殺をした平教経の妻が福岡に流れつき、化身した妖怪と言われています。なんとこの海御前さん、河童たちの親分格の人なんだそうです。知ってました? 同じく平家の武士たちはヘイケガニに化身したとも言われていますよね。

●鹿児島県 「一反木綿」

『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみの一反木綿は、鹿児島県に伝わる妖怪。アニメで九州地方の方言を話しているのは、発祥地にもとづいていたんですね。しかし、実際の一反木綿はアニメキャラと違い、人の首に巻き付いて窒息させるなど恐ろしい妖怪として知られているようです。

●沖縄県 「キジムナー」

沖縄にある「喜如嘉(きじむか)」という地名にちなんでキジムナーと呼ばれている妖怪。真っ赤な体が特徴で、魚の目を好んで食べるそう。沖縄ではマスコット化されており、地元住人に親しまれているみたいです。

今回ご紹介した妖怪はほんの一握り。ほかにも各地域にたくさんのご当地妖怪がいます。あなたの出身地にはどんな妖怪がいるのでしょうか。調べてみてはいかが?

(北条マサ子/清談社)

※この記事は2014年04月25日に公開されたものです

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