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大出現するかも!? みずがめ座η(イータ)流星群!

今年も一年を通していくつもの流星群を観測することができます。今年の初めには、三大流星群の一つとされている「しぶんぎ座流星群」の活動が活発になり、多くの人が天体ショーを楽しみました。さて、こうした流星群ですが、次は4月下旬から5月上旬に、「みずがめ座η(イータ)流星群という流星群が出現します。

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今回は、このみずがめ座η流星群について紹介いたします。

ゴールデンウイークの夜に流星群観測!

みずがめ座η流星群は、あのハレー彗星(すいせい)から放出された流星群といわれています。流星群というのは、彗星から放出された「流星物質」というものが地球と衝突した際に起こる現象のことで、有名なものには先ほど挙げた「しぶんぎ座流星群」や「しし座流星群」があります。

みずがめ座η流星群ですが、毎年4月の下旬から5月の上旬にかけて活動が活発になり、観測のチャンスを迎えます。国立天文台によると、みずがめ座η流星群は4月25日~5月17日にかけて出現し、最も活発になるのが「5月6日ごろ」とのことです。

だいたい5月のゴールデンウイーク期間が、見頃ということですね。

機会があれば南半球での観測がベスト!

国立天文台によると、流星群が最も極大になる時間帯は、残念ながら日本では夕方ごろになってしまうそうです。ただ、それ以外の時間でも見られないかというとそうではなく、暗くなってからも観測をすることは可能とのことです。

肉眼での観測も可能ですが、観測する際は、街中よりもできるだけ暗い場所で観測をするようにしましょう。街中だと、ほとんど見えない場合もあるそうです。当日の天気や月明かりなどが影響するので、運が悪ければ見ることができないかもしれません。

ただ、6日前後の数日間は観測できる期待度が大きいので、チャンスを待ちましょう。

日本での観測条件はあまり良くありませんが、海外だと条件が格段に良くなります。特に、オーストラリアや南米など、南半球は一年で最も流星が観測される流星群です。ちょうどゴールデンウイークですし、海外旅行のついでに南半球で最大級の流星ショーを楽しむのもアリですよ。

ちなみに、ゴールデンウイーク直前の4月中ごろから下旬にかけても、「4月こと座流星群」という流星群が観測のチャンスを迎えます。こちらも日本での観測条件は良くないそうですが、極大となる23日ごろの夜は、夜空を眺めてみるといいかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2014年04月13日に公開されたものです

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