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「コールドリーディング」で相手を知るには?―曖昧に聞く

みなさんは「コールドリーディング」という心理学的テクニックを知っていますか? これは、自分の欲しい情報をさりげなく引き出す話術です。この「コールドリーディング」を使って、あなたも相手のことを知ってみたいと思いませんか?

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占い師や霊能力者もよく使う心理学的テクニック

「コールドリーディング」とは、事前の下調べもなしに、相手の心を読み取る、ということ。よくテレビなどで、占い師や霊能力者が相談者の状況を次々と言い当てる場面があります。まさに霊視しているかのようですが、実はこのとき、この「コールドリーディング」という心理学的テクニックがうまく使われていることが多いのです。

誰にでも当てはまることで相手を信じさせる

誰にでも当てはまることを言って、あたかも自分のことを言い当てられたように錯覚させるテクニックがあります。例えば、「あなたは時々孤独を感じることがありますね」という占い師からの質問。これはたいていの人に当てはまりますが、このとき人は、まるで自分のことを言われているかのように錯覚します。

これを繰り返して、こちらを信じさせる話術です。

曖昧なことを言って、相手から情報を得る

占い師からの次の質問は、「最近何かなくしたものがありますね?」というもの。相談者は「はい。実は●●を失くしまして……」と答えます。別に何を、と聞かれてもいないのに、自分に当てはまる事を探し出して、自分の情報を勝手に話し出すのです。

この「コールドリーディング」の最大の特徴は、相手に情報を取られている、という疑いを持たないこと。こうやって、自分からは何も尋ねることなく、相手の情報をさりげなく得ていくテクニックです。

「コールドリーディング」は、このようにして、さりげなく相手の気持ちをつかむことができる、効果的な話術です。これは特別な場に限らず、恋愛や仕事の場でも使えます。直接まっすぐに質問したり、希望を伝えたりするのではなく、「コールドリーディング」のテクニックを使って、相手の信用や情報を得ながら交渉を進めれば、いつもよりいい結果が生まれるかもしれません。

もちろんこれは、詐欺師の常とう手段でもありますので、決して悪用しないようにしてくださいね。

※この記事は2014年04月12日に公開されたものです

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