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小さな工夫で大きく変える! 簡単模様替え術

春。寒さから解き放たれ、心も身体も軽くなり、いつもと違ったことを始めたくなる季節です。一人暮らしの部屋も春らしくイメージチェンジを図りたいところですが、家具や家電を買い替えたり動かしたりするような大掛かりな模様替えは大変。そこで今回は無理なく簡単にできるプチ模様替え術をお届けします。


■かけるだけで変わる! ファブリック活用術
インテリアの印象を大きく変えるためには、部屋の中で大きな面積を占めるものを変えるのが効果的。といっても、家具や家電を変えるのはお金の面でも、労力の面でも大変です。
そこでおすすめなのがファブリック。カーテンやラグ、クッションなどの布製品は、家具や家電よりはリーズナブルに購入でき、交換も簡単です。また、ソファやベッドはこれまでとは違う柄や色の大きな布をかけるだけで、まるで買い換えたかのようなイメージチェンジの効果を生むことがあります。さらにファブリックは見せたくないものを隠すのにも使えることで、インテリアをセンスアップさせる効果があり。例えばインテリアになじまないパソコンがあった場合、カーテンやラグと同じ、もしくは近い色の布をかぶせることで、部屋の中に溶け込ませることができます。

■貼るだけで変わる! ウォールステッカー活用術
狭い一人暮らしの部屋でもまだスペースに余裕があるのが壁や天井です。賃貸住宅では穴や傷をつけるような飾りつけは難しいですが、最近は多彩でオシャレなウォールステッカーが多く発売されています。部屋の中で広い面積を占める壁や天井をデコレーションすれば、簡単に模様替え気分を味わえます。
ただし、どんなウォールステッカーを選ぶかは難しいところ。まず最初に、自分なりのストーリーを作るのがおすすめです。例えば、「ここに花を飾りたい」「部屋の中に森があって、小鳥や蝶が飛び回っていたら素敵」といったイメージを浮かべて、それに合った柄や色を探してみましょう。ウォールステッカーを使えば、実際に花を買ってこなくてもテーブルの上に花を咲かせたり、壁に木々を茂らせ、その上で小鳥がさえずり、さらに天井の照明周りに蝶を飛び回らせたりすることも簡単できます。

■入れるだけで変わる! 籠・箱の活用術
「部屋がなんだかゴチャゴチャして見える」「インテリアにまとまりがない」という場合、部屋の中に生活感のあるモノや全体の雰囲気とそぐわないモノが置きっぱなしになっているのかもしれません。日常によく使う化粧品やテレビなどのリモコン、雑誌などをテーブルや床の上に置きっぱなし、出しっぱなしだと、それだけで生活感が出てあか抜けない印象になります。
そんなときは、籠や箱の活用がおすすめ。例えば、テーブルの上に出しっぱなしのリモコン類をまとめて籠に入れてみる。同じようにテーブルの上に置くにしても、籠にまとめるだけでスッキリと片づいた印象に変わります。
また、特に注意したいのがカラフルな商品のタグやラベル。例えば、化粧品やお菓子のパッケージなどが目につく場所に置かれていると、生活感を生む原因になります。見えないようにフタ付の籠や箱にしまってしまいましょう。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト(http://kawano-maki.net/)

※この記事は2014年04月10日に公開されたものです

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