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「商社/流通」は約9割が異業種へ転職、技術系職種は同職種への転職多い

株式会社インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、DODAを通じて転職をした25~39歳のビジネスパーソン約1万人の異業種・異職種へ転職事情を調査し、結果を発表した。

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同調査によると、転職前と異なる業種へ転職した人の割合は、転職者の59.1%となった。また、転職前と異なる職種へ転職した人の割合は、転職者の33.9%だった。

一般的に「業種」よりも「職種」のほうが、能力・経験・技術・専門知識など短期間では身につかない要素によって決まるため、「今の職種」をもとに転職を考える人が多いと推察される。

業種別に、異業種への転職者の割合を調べたところ、最も異業種への転職が多いのは「商社/流通」(88.6%)で、次に「小売/外食」(80.8%)が続く。「商社/流通」は営業職の割合が高く、同じ商材を扱うメーカーの同職種に転職するケースが多く見られる。また、「小売/外食」では医療業界のMRや、不動産業界の住宅営業など、さまざまな業種への転職が見られた。

職種別に、異業種への転職者の割合を調べたところ、最も異業種への転職が多いのは「専門職」(81.2%)、次いで「販売/サービス系」(70.3%)が続く。

「専門職」は、コンサルティングファームのコンサルタントなどの専門職を指す。転職先は「営業系」「企画/事務系」が約半数を占め、経営コンサルタントが専門知識を生かして事業会社の経営企画に転職をするケースなどが見られる。

2位の「販売/サービス系」は43.8%が「営業系」への転職となっており、中でも、個人接客の経験を生かして人材業界などのサービス業や、不動産業界などの個人向け営業へ転職する事例が多く見られる。

一方、技術系職種では異職種への転職が少なく、「技術系(IT/通信)」、「技術系(メディカル)」、「技術系(電気/機械)」では7割以上が同職種へ転職している。技術職は専門性の高い技術・経験が必要とされ、経験者ほど転職においても高く評価されるため、同職種内でスキルアップを図る人が多く見られる。

※この記事は2014年04月08日に公開されたものです

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