小悪魔? 猟奇的? 「ちょい悪女」に男が惹かれてしまう理由
小悪魔系女子は男たちを翻弄します。同性から見ると「それって、どうなの?」と突っ込みたくなる部分もありますが、「ちょい悪女」に男が惹かれてしまうのには、やっぱり理由があるはずです。男性たちに、その心のうちを聞かせてもらいました。
わがまま大歓迎!(タケさん/26歳/IT関連)
「男なら誰でも、女性に振り回されたいっていう願望があるのでは? 少なくとも、僕は女性に振り回されるのが好きです。例えば、深夜に『今すぐ会いたい』なんて言われたら、どんなに疲れていても、うれしくなって飛んで行ってしまいますね」
タケさんが少し前までつき合っていた彼女が、こういったタイプの女性だったようで……。
「僕の仕事は出張が多いんです。出張先にいるとき、彼女から電話で『会いたい』と言われました。夜、彼女に会うためだけに名古屋から東京まで車で帰って、翌日の早朝にまた出張先へ……ということもありましたよ」
それは、世間的にはちょっとわがままな彼女なのでは? タケさんはどう感じていたのでしょうか。
「確かに、『無茶を言ってくれるよな~』とは思います。面倒だとも思います。でも、こういったわがままって、女性ならではというか……。カワイイなとも思うんです。わがままを言ってくれるということは、僕のことを好きでいてくれるということですし。女性のわがままは、愛情表現のひとつとして受け取っています」
大人の女性として、「男性につまらないわがままを言うなんて……」と遠慮してしまう人も多いはず。しかし、世の中にはわがまま大歓迎の男性もいるようなので、たまには思い切って言って甘えてみてもよさそうですね。
年下の小悪魔彼女(ヒロさん/31歳/通信)
「少し前までつき合っていた年下の女性が、まさに小悪魔でした。同じ会社の後輩社員で、見た目がかなりかわいいので、社内でもけっこうモテていたと思います。そんな彼女からアプローチしてくれて、私も彼女が気になっていたのでつき合うことになりました」
一緒に仕事をする機会も多かったため、社内では周囲に配慮して交際は秘密にしていたそうです。
「同僚たちと飲みに行くときに、彼女も一緒になることがけっこう多くて。そんなとき、彼女は必ず男の隣に座ります。そして、わざとだと思うんですが、その隣の男とやたらベタベタするんですよね。何かにつけてボディタッチをしてみたり、至近距離で顔をのぞき込んでみたり。私はそんな光景を見せつけられて、もうヤキモキしっぱなしですよ、年甲斐もなく」
これだけ聞くと、彼女がヒロさんに対してただ嫌がらせをしているように思えますが……。
「でも、その帰り道。解散して私がひとりになったころ、彼女から決まってメールが届きます。『一緒に帰ろう』と。それで合流するのですが、ここで彼女が私に甘えてきてくれるんですよね。
さっきはヤキモキさせられて、今は自分の横で甘えてくる。このギャップが、本当にたまりませんでした。『オレ、この子がいないとダメだわ』とまで思いましたね」
結局、彼女がほかの男性を好きになって、ヒロさんは振られてしまったそう。本当に、小悪魔です……。
彼女を理解できるのは自分だけ(フジさん/27歳/IT関連)
「今つき合っている彼女は、リアル『猟奇的な彼女』です。とにかく自由で、押しが強い。行きたいと思ったところがあれば、こちらの都合や気持ちはおかまいなし。『よし、行くよ』といった感じで、僕を引っぱっていってしまいます」
そんな彼女から、急な用事を頼まれることも多いというフジさん。その都度、自分のスケジュールをやり繰りして、彼女の希望を叶えてあげるのだとか。
「『どこそこに売っている、○○がどうしてもほしいから買ってきて』と、遠くまで買い物に行かされることは当たり前。山菜が食べたいと言われて、近くの山に2人で探しに行ったこともありました」
フジさんのプライベートは、ほとんど彼女のために使っているそう。それでは疲れて、彼女が嫌いになりそうなものですが……。
「彼女のこういった振る舞いには、周囲の友人たちも辟易しているようです。だから、彼女と遊びたがる友だちはほとんどいない状態。よく、『フジくんってかわいそうだよね』と言われますよ。
でも、僕はそんな自由で押しの強い彼女が好きなんですよね。何というか、彼女が心を許して、ありのままに振る舞えるのは僕の前だけだと思うんです。そう考えると、彼女のことがとても愛おしくて……」
なんと愛のあるお言葉! そんな風に思って自分につき合ってくれる彼がいるなんて、フジさんの彼女は幸せですね。
まとめ
これだけ男性が惹かれてしまうということは、ちょい悪女のほうが男心をよくわかっているからかもしれません。小悪魔系の女性は、どうしても同性から嫌われがちですが、こと恋愛に関して言えば、見習うべき点がたくさんあるのではないでしょうか?
(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
※この記事は2014年03月29日に公開されたものです