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自己紹介で好印象を与えるための13のポイント「後ろ手に注意」「1分程度がベスト」

春は出会いの季節。今までとは違う場所で、新しい生活をスタートするという人もいるのでは? 自己紹介の機会も多くなるので、良い第一印象を与えたいですよね。今回はぜひともマスターしておきたい自己紹介のコツについて、中央話し方教室の代表講師・栗原君枝先生にお話をうかがいました。

【敬語で恥をかかない話し方のポイント13―『「大丈夫です」は別の言葉に言い換える』『「お」「ご」の使いすぎに注意』】

1:まずは笑顔!

「第一印象を大きく左右するものは、やはり見た目。良い第一印象を残すためには、まず何よりも笑顔が重要です。

常に笑顔で話すのは難しいかもしれませんので、ところどころでも構いません。最初と最後だけでも、十分良い印象につながります」

2:大きな声を心がける

「人は緊張すると、声が小さくなってしまいます。人前に出て自己紹介をするときには、できるだけ大きな声を心がけましょう。自分が思っているよりも、聞き手に届いている声は小さいと思ってください。

また、口の動きも緊張で小さくなってしまうので、しっかり口を動かすように意識しましょう」

3:猫背はNG

「小さく、聞き取りにくい声になってしまう原因の一つに、猫背があります。背中を丸めた姿勢では、大きな声が出にくいためです。自己紹介では、まず背筋をしっかりと伸ばし、胸を広げるようにイメージしてみてください」

4:余計な動作をしない

「一生懸命考えた自己紹介の内容も、話すときの姿勢や仕草で台無しになってしまうことがあります。緊張すると、髪の毛や顔を触ったり、手を動かしたりしてしまう人も多いのでは? 話の内容に集中して聞いてもらうために、できるだけ余計な動作をしないようにしましょう」

5:後ろ手に注意

「手を体の後ろで組む姿勢は、相手に対して自分の威厳を示したいときにとるもの。自己紹介のときにこのポーズをとると、『偉そう』と思われてしまいます。手は体の前で左手を上にして重ねるか、自然に体の側面に沿って下ろしておくと良いでしょう」

6:人の顔を見て話す

「自己紹介の場合、相手が大勢であることも多いでしょう。そんな場合でも、やはり相手の目を見て話すことは大切。一人一人の顔をしっかり見ながら話すと、誠実な印象を与えることができます」

7:ネガティブなフレーズは使わない

「『役に立てるかどうかわかりませんが』『迷惑をかけるかもしれませんが』など、自己紹介では、ついこのような発言をしてしまいがちです。謙遜して言っていることはわかりますが、あまり何度もこういったネガティブなフレーズを使ってしまうと、かえって卑屈な印象になります」

8:「アレもできる、コレもできる」は悪印象

「自己紹介で自分の強みをアピールするのは、とても良いことです。しかし、『私はコレが得意です』『私はアレができます』と、自信のあるポイントをたくさん述べれば良いというわけではありません。強みばかりをアピールしすぎると、『自信過剰』な印象を与えることもあります」

9:アピールしたいポイントを絞る

「自分の強みをアピールしたいときには、できるだけ1つか2つ程度に絞り込んで伝えましょう。自信のあることをたくさん並べて話すよりも、一つだけ『誰にも負けない!』という点をアピールする方が、印象に残りやすくなります」

10:話の長さにも注意

「自己紹介は自分のことを知ってもらうチャンスです。しかし、あまりに話が長くなると、聞き手の集中力が低下してしまうため逆効果。例えば、会社の配属先で自己紹介をするなら、1分程度がベストです。長くても3分以内にはおさめましょう。

一度シミュレーションしてみるとわかりますが、1分はかなり短いので、話す内容を簡潔にまとめることが重要です」

11:名前に関する小ネタを盛り込む

「自己紹介では、まず名前を覚えてもらわなくてはなりません。『有名人の○○と同じ漢字を書きます』『名前の由来は○○です』といった、名前に関するちょっとしたネタがあれば、印象に残りやすくなるでしょう」

12:使い慣れなれていない言葉は避ける

「自分を良く見せようと、難しい言葉を盛り込もうとする必要はありません。ただでさえ緊張している場面で、使い慣れていない言葉を言おうとしても、上手くいきません。聞き手にとってもわかりやすく、自分も使い慣れた言葉で話すのがポイントです」

13:「言いながらお辞儀」はNG

「自己紹介の最後は『よろしくお願いします』とお辞儀で締めくくると思います。このとき、『よろしくお願いします』と言いながらお辞儀をしないように注意してください。言い終わってから、お辞儀をするのが正解です」

今回教えていただいたポイントは、誰でもすぐに試せそうなものばかり。これから新天地での自己紹介が控えているという人は、ぜひ実践してみてください。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年03月27日に公開されたものです

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