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8割「香典を受け取る」 理由は「葬儀の費用に充てたいから」─ みんれび調べ

香典を受け取りますか?

株式会社みんれびは、全国6地域の男女500人を対象に、香典に関する意識調査を実施し、結果を発表した。

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同調査によると、香典を「受け取る」は8割、地域別にみると、1位は「北海道・東北地方」(57.3%)、2位は「九州・沖縄地方」(56.0%)、3位は「関東地方」(50.7%)の順となった。

香典を受け取る理由は、全地域で「葬儀の費用に充てたいから」が52.1%を占めた。「北海道・東北地方」や「九州・沖縄地方」では「お互いにやりとりがあるから」という意見も見られ、地域社会の密着度が高いという土地柄、習慣的に“お互い様”の意識が根強く、香典は葬儀費用への充当が前提となっていることが考えられる。

3位「関東地方」については、特に、都心部では隣組等の相互扶助制度が廃れ、すべてを葬儀社に依頼するケースがほとんどで、業者による料理(通夜振るまいは、関西地域では一般的ではない)の準備、慢性的な公営火葬場不足による民営火葬場の稼動、住宅事情も重なり順番待ちによる遺体安置施設利用費の拡大など、費用がかさむ要素が多く、経済的負担の大きさが影響していると考えられる。

香典を受け取る理由

一方、香典辞退の理由は、1位「お返しが大変」(33.3%)、2位「参列者に負担を掛けたくない」(25.8%)、3位「金銭面は家族だけでどうにかしたい」(16.1%)という結果となった。

香典を断る理由

また、香典を「受け取らない」と回答した人に対して、「香典を受け取るくらいなら、小規模な葬儀が良い?」と質問したところ、95.7%が「はい」と答え、地域差は見られなかった。全国的な傾向として、香典を当てにして盛大な葬儀をあげるよりも、参列者に気を使うこともない、親族や身近な友人らだけで故人を送る葬儀が好まれる風潮がうかがえる結果となった。

※この記事は2014年03月27日に公開されたものです

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