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ジャズ業界のおもしろ用語「シーメ」「ヤノピ」

テレビ業界を一時にぎわせた、「ナーオン」「ギロッポン」など、逆さ言葉の業界用語。この業界用語は、もともとはジャズアーティストの楽屋話から生まれた隠語だったのだとか。ジャズ業界には、一般人は知らないおもしろい業界用語がたくさんあるのです。

【ちょっと危ない極道の業界用語―『「3日締め」が「みかじめ」に』】

その一部をご紹介します。

シーメ

文字通り、逆さ言葉で「めし」のこと。シーメ以外にも、ジャズの業界用語には逆さ言葉がたくさんあります。例えば「ビータ」→「旅」、「ターギ」→「ギター」、「ヤノピ」→「ピアノ」などなど。中には、「なせこの言葉を逆さ言葉に?

」という余計めんどくさくなってしまった言葉もあります。例えばバーをあらわす「アーバ」というジャズ業界用語。逆さ言葉にしたのに、一文字増えるという、不思議な現象が発生しています。

シャリコマ

「シャリコマ」もシーメと同じく逆さ言葉で、「コマーシャル」をあらわすジャズ業界用語です。しかし、こちらの場合文字を逆さにしただけでなく、ちょっとだけ深い意味も隠されているのだとか。

ジャズ業界者に「シャリコマ」と言われた場合、「妥協したヤツ」とか、「金のために魂を売ってしまったヤツ」なんて意味が含まれているのだそうです。できれば、この名前で呼ばれたくない!?ものですね。

ズージャ

「ズージャ」もジャズをひっくり返した業界用語で、やっぱり逆さ言葉です。そしてジャズ業界用語のことも「ズージャ語」と呼ばれることがあるそうです。ズージャ語として有名なのが、1、2、3等の数字を、C(ツェー)D(デー)E(イー)等の音名であらわす業界用語です。

例えば千円なら「ツェーセン(C千)」、3万2千円なら「イーマンデーセン(E万D千)」と呼ぶそうです。

C調

こちらもやっぱり逆さ言葉の業界用語で、「調子いい」人のこと。もちろん性格が調子いい人をさしてつかうことも多いのですが、そこはやはりジャズの業界用語。音楽の質が低かったり、適当な演奏をしたりする人に対しても使われるとか。

プロフェッショナルな芸術家を目指すジャズアーティストが、きっと多いということなのでしょう。

どんな業界にもそれぞれに業界用語があります。身近な業界でよく使う、知られざる業界用語。あなたはいくつ知っていますか?

※この記事は2014年03月17日に公開されたものです

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