お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

結婚してからわかった非イクメン夫の実態「子ども好き=イクメンではない」「部屋が汚れると不機嫌に」

男性も育児に積極的に参加するのが当たり前。近年では、そう考える人が増えてきました。しかし、世の中にはそんなイクメンとはほど遠い、「非イクメン」がいることも事実なようです。今回は非イクメン夫を持つ女性たちに、その実態について聞いてみました。

【全国の既婚男性は知るべき!専業主婦が思う「しんどい現実」3つ】

子ども好き=イクメンではなかった!(Mさん/30歳)

「結婚前、夫は子ども好きを公言していたんです。確かに、友達や親戚の子どもに会えば、楽しそうに遊んでいて、子どもからも好かれていました。私も結婚して早く子どもが欲しいと思っていたので、そんな光景を見てうれしく思っていましたね」

Mさんは27歳で結婚後、男の子を出産しました。子どもの誕生自体は旦那さんも涙を流して喜んでくれたそうが、育児に関してはMさんの想像と違っていたようです。

「いざ赤ん坊の世話をするとなると、他人の子どものようにかわいいばかりではないと感じたからかもしれません。里帰りから私と息子が帰っても、あまり興味を示しません。母乳のために、あまり夜寝ていない私は、夫がいるときくらい少し頼りたかったのですが……。

息子が泣いていても、私に『おい、泣いてるぞ』と言うだけ。抱き上げてあやしてくれるようなことは、まったくありませんでした」

赤ちゃんのうちは、どう扱って良いかわからず戸惑う父親も多いと聞きます。しかし、Mさんの旦那さんは、息子さんが2歳になった今でも、まったく構おうとしないそうです。休日でも遊んでいる姿を遠巻きに眺めるだけ。

「自分の子どもなら、なおさらかわいがると思ったのに!」とMさん。ちょっとだまされた気分になりそうですね。

娘の誕生で態度が激変(Kさん/33歳)

「うちの夫は、3歳になる娘のことはとても愛していると思います。休日には一日じゅう娘と遊んでいますし、娘もパパが大好き。でも、だからといって、決してイクメンではありません」

子どもをかわいがってくれる夫が、イクメンでないとは……。そこには、こんな事情が隠されていました。

「夫は少し神経質なところがあるんです。でも、子どもがいるとどうしても家の中が汚れますよね。夫はそれが我慢できない。娘と夫が遊んでいて部屋が汚れたら、私がすぐに掃除。散らかったら私が片づけ。すぐにしないと、夫は不機嫌になります。

夫は外で働いているわけですから、私が家の中をきれいに保つことは当然です。それでも、そんなに神経質に子どもが汚したところを嫌がるのなら、少しは手伝ってよ! という気持ちになりますよ。そういっても、夫はまったく聞く耳を持ちませんが……」

子どもはかわいいけれど、汚す、散らかすといった大変な面は知らんぷり。そんな非イクメンもいるようです。

ここまでは非イクメン夫への嘆きを紹介しましたが、妻も黙ってばかりはいられません。イクメン化に成功した例もあるようです。

子どもの成長が夫をイクメンに変えた(Yさん/31歳)

「うちの夫は、典型的な非イクメンでした。子どもが産まれたら、家の雰囲気がガラリと変わってしまいますよね。私は育児で疲れてゆとりがなくなっていましたし、夫は家の居心地が悪くなったのでしょう。飲んで帰る日が増え、休日もどこかに1人で出掛けてしまい、息子と遊ぶことなんてほとんどありませんでした」

そんな旦那さんを変えたのは、Yさんのちょっとした策略です。

「赤ちゃんを育てていると、寝返りができたとか、首が据わったとか、いろいろな喜びがありますよね。でも、私はそういった報告を一切夫にしません。その代わり、義母や実家の母にメールで知らせたり、友達と会ったときに話したりしました。

そうしていたら、夫がだんだん息子に興味を持ち始めたんです。

きっと、義母や友達から『○○(息子)はもうハイハイができるんだってね~』とか『○○はもう歩くかもね~』とか言われて、自分だけ何も知らないことに焦ったんでしょう。あとになって、夫から『寝返りができたとか、教えてくれればよかったのに』と言われたことがありますが、『ちゃんと見ていなかったあなたが悪い』と返しておきました」

今では旦那さんもすっかりイクメンの仲間入り。離乳食を準備したり、お風呂に入れてくれたり、Yさんは非常に助かっているそうです。

できれば出産直後から、夫には手助けをしてほしいところ。しかし、突然現れた小さな赤ちゃんに、戸惑ってしまう男性は多いのかもしれません。子どもの成長は早く、うっかりしていては見逃してしまいます。このことに早く気づかせることがイクメン化への近道なのかもしれませんね。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年03月04日に公開されたものです

SHARE