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ピンク、水色、紫……最近のカラフルなランドセル、ぶっちゃけどう思う?

筆者が子どもの頃は、ランドセルと言えば赤と黒が基本でしたよね。時代が変わり、今はピンクや水色や紫などさまざまな色が展開されていますが、かつての子どもたちはカラフルなランドセルにどんな印象を持っているのでしょう? そこで「もしも自分の子どもがランドセルを買うことになったら……」と、働く女性に聞いてみました。

Q.カラフルなランドセルを背負っている子どもたちについてどう思いますか?

好きな色を選べてうらやましい……48.6%
赤や黒のランドセルがいい……41.7%
赤か黒以外のランドセルを選んだらいじめられないか心配……6%
その他……3.7%

まずは子どもたちへの感想を尋ねたところ、「うらやましい」という意見がトップに。僅差で「赤と黒がいい」という声も多かったです。それぞれの理由を見ていきましょう。

男が黒で、女が赤なんて、誰が決めたの?

・「決められた型にはまるよりも、子どもには自由な感性を身につけてほしいからいいと思います」(31歳/自動車関連/事務系専門職)
・「男勝りの私は、女の子は赤! と言われて納得いかなかったので」(28歳/事務系専門職/技術職)
・「いろいろな色があったほうが、自分のランドセルを間違えなくて良いと思う」(29歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「男が黒で女が赤なんて誰が決めたんだろう。6年間使うんだから、色くらい好きなものを選べばいいと思う」(31歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)

「うらやましい」と思う人たちからは、「自分も黒や青がよかった」という声が挙げられました。毎日背負うものなので、「自分で選ぶ」ことによって愛着もわきそうです。

好みは変わるものだから

・「好みは変わるからオーソドックスがよい」(28歳/団体・公益法人・官公庁)
・「あまりかわいらしすぎるものを購入すると、高学年になったとき困ると思う」(26歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「私たちの頃の感覚からしたら、珍しい色のランドセルの子はからかわれていたから」(30歳/食品・飲料/事務系専門職)

「赤か黒のほうがいい」と思う人たちは、低学年、中学年、高学年と好みの色が変わることや、いじめに対して心配しているようです。それを考えるとオーソドックスがいいという意見もうなづけます。

カラフルなランドセルに対する意見は賛否両論あるようです。それでは自分の子どもがカラフルなランドセルを選んだらどう思うのでしょうか。

Q.もしも、自分の子どもが赤・黒以外のランドセルを希望したらどうしますか?

好きな色を選ばせる……63.4%
周囲に合わせる……19.0%
赤・黒をすすめる、それ以外は許したくない……14.3%
その他……3.3%

自分の子どもの場合は、「好きな色を選ばせる」人が6割強という結果に。わが子には希望通りのランドセルを選ばせてあげたいということなのでしょうね。

自分で選ぶ力が身につく

・「個人の自由。今はそれが普通だし、小さいころから『自分で決めて選ぶ』ことをしておいたら役に立つきがする」(29歳/建設・土木/事務系専門職)
・「学校に入ったら、自分で決断しなくてはならない場面がいっぱいあるため、その一歩として」(27歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「もともとは赤・黒が主流だったということ、最近になって新しい色が増えてきて、それは珍しい色なんだよ、ということを教えた上で、それでもほかのカラーにしたいと言ったらそれを選ばせてあげます。ほかのカラーにしたら、この子、やるな~と親バカ心で思うのかもしれません」(31歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

教育的な面で、好きな色を選ばせるという人も。小学生になったら「自分で決める、選ぶ、考える」ようにさせてあげたいですよね。「そのかわりに途中で変えさせない」と子どもに責任感を意識させると答えた人もいました。

6年後を考えて選ばせたい

・「6年間使うのだから好きなのを選ばせてあげたいけど、6年後を考えて選ばせたい」(28歳/事務系専門職/技術職)
・「大事にしてくれそう」(31歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

自分で選んだからこそ大切にしたくなるのは、大人も同じですよね。「うちの地区はバラバラが普通です」という声も多く、思ったよりもカラフルなランドセルが流通しているよう。とはいえ、「高学年になったときのことを考えたい」「奇抜な色は避けるよう誘導する」という声も寄せられました。

いじめられないか心配

・「子どもの時はまわりと違うことをするといじめられたりするので、まわりの様子も考慮する」(30歳/情報・IT/事務系専門職)
・「もし色が違うのが原因で仲間外れーとか言われたらかわいそうだから。子どもはなんやかんやで、みんなと同じがいいと言い出しそう」(31歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)
・「実際の例を挙げて、まわりに合わせたほうがいいと説得する」(28歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「安っぽいランドセルを持たせたくないから」(31歳/生保・損保/営業職)

「周囲に合わせる」派は、やはりいじめを心配しているよう。地区によって違いがあるので、確認しておくのも賢い手かもしれません。「赤か黒をすすめる」派からは、「協調性がつく」という意見もありました。

コメントを見ていると、想像以上にカラフルなランドセルがスタンダード化しているよう。6年間使い続けることを考えて、自分で選ばせるのもいいでしょう。ただし自由に責任はつきもの。「自分で選んだからこそ大切にすること」も、一緒に教えてあげたいですね。

※『マイナビウーマン』にて2014年2月にWebアンケート。有効回答数216件。

(OFFICE-SANGA 宮野茉莉子)

※この記事は2014年03月02日に公開されたものです

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