専門家に聞く! 気になる彼の「いい奥さんになれるよ」の本当の意味は?
こんにちは、心理カウンセラーの中野とも子です。
彼のちょっとした一言の裏を読む、恋愛読心術シリーズ。
突然ですが「お嫁さんにしたい女性ランキング」、いまだにあるんですね。
昔は、このランキングって今でいう「抱かれたい男ランキング」ぐらいのステータスがあった気がします。
それくらい「嫁に望まれる」ことが偉かったわけです。
40代のわたくしが思春期だったころ、お嫁さんにしたい人といったら、竹下景子さん。彼女がダントツ1位だったのです。
彼女は美人でお育ちもよく、清楚なイメージ。頭の良さから家のことをきちんと切り盛りしてくれそうということで、ある政治家が雑誌の対談で「息子の嫁に」といったことから火がついたとか。
世の男性たちも、彼女だったら我が家をちゃんと切り盛りし、子どもを生み育て、すばらしい家庭ができるだろう、自分も仕事を一生懸命やろうではないか、なんて、割とまっすぐに「好みのタイプ」と「いい奥さんタイプ」が直結していました。
一方、今は「お嫁さんにしたい芸能人ランキング」の常連は、綾瀬はるかちゃんや宮崎あおいちゃん。
ふむふむ、なるほどー。かわいらしく癒し系のお二人です。
決め手といってはなんですが、化粧した顔とスッピンの落差があまりないのが特徴のような気がします。特に、お料理上手な感じも、しっかりものって感じもしませんね。
このように、昔と今とではいわるゆる「奥さん」をめぐる価値観も変わってきています。
その中で、男性に「いい奥さんになれるよ」っていわれたら?
男性の言うところの「いい奥さん」とは、内助の功をさします。
誠実に内助の功を果たしてくれる女性。つまり、それが「好みのタイプ」であることとはまったく別問題なのです!
要するに、賢く、誠実に夫をフォローするであろう女性ってだけなのです。
綾瀬はるかちゃんやら宮崎あおいちゃんがランクインするのは、彼女たちがエプロンをつけて自分にお料理をしてくれたら……という幼稚な妄想からであって、
「自分の妄想上の奥さん」→綾瀬はるかちゃんのようなかわいい子
「いわゆるいい奥さん」→内助の功のしっかりもの
となります。ややこしいわねー、全く。
ですから、男性の言う「いい奥さんになれるよ」は、この場合、イコール
「しっかりしてますね、まあ僕の好みとは別ですが」
となります。
し、失敬な!!
と思った先日「いい奥さんになれるよ」と言われた、あなた。
ごくまれに、すごい美人に向かって、美しさを褒める以外に「いい奥さんになれそう」を使う場合があることも伝えておきましょう!
では、またね!
(心理カウンセラー 中野とも子)
※この記事は2014年03月01日に公開されたものです