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人を伸ばせる褒め言葉テク「失敗しても褒める」

子供や部下の才能を伸ばして育てるには、「しかるよりも褒める」方がより効果的といわれています。人は誰でもしかられると萎縮して本来の実力を出せなくなってしまいますが、褒められるとがぜんやる気が湧いてくるものです。

そこで、人を伸ばすために有効な褒め言葉を以下に紹介しましょう。

「褒め言葉」と「報酬」

褒め言葉には、それを聞いた相手を元気にする良薬のような効果があります。そして、褒め言葉と同時に何かの「報酬」を渡すことによって、さらに良い効果が生まれます。頑張ればまた「報酬」がもらえると分かれば、少々の難航も苦にせず、むしろそれを乗り越えようとする意思が働くのです。

これは人間に限らず動物全般に備わった潜在的資質といってもよいでしょう。

自尊心を刺激する

仕事などで目標をやり遂げた部下に、正当な評価を与えることは当然ですが、その褒め方にもコツがあります。単に「よくやった」という一言だけでは物足りません。部下がどういうやり方で成功したのか、その努力の中身をよく聞いて、成果を具体的に挙げて称賛すると、相手の自尊心は大いに刺激されます。

部下のやる気を引き出すには、部下が持っている自尊心をくすぐることが最も効果的なのです。

やる気を持続させる一言

企業では部下の仕事の成果、家庭では子どもの学業の成績が関心事です。そして、上司は部下に対し、親は子どもに対していかにやる気を出させるかに腐心しています。褒めて相手を喜ばせることは大切ですが、同時にやる気を持続させる仕掛けをしておかねばなりません。

そのためには、褒め言葉と同時に「こうすれば、もっとよくなれる」という具体的な提案をすることも忘れてはなりません。

失敗しても褒めよう

褒め言葉が効力を発揮するのは、相手が成果を出したときとは限りません。物事を失敗すると、上司はすぐにしかりたくなるものですが、場合によっては逆に褒めることも必要です。「失敗したけれどよく努力したね」というねぎらいの言葉をかけることで、部下は「今度こそ成功するよう頑張ろう」という気持ちになるものです。

これはしかるよりも大きな効果を生むのです。

※この記事は2014年02月21日に公開されたものです

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