2014年1月　ジャニーズより多く”好き”とつぶやかれたCMタレントとは？

2014年1月にTwitter上で話題となったテレビCMを分析しました。

見える化エンジンで「CM　面白い」「CMおもしろい」「CM　気になる」「CM　ウケる」の4つのキーワードで検索し、各CMに対する反響を比較してみました。

■ワン・ダイレクションが出演するドコモCMが大人気！

ドコモは、CM好感度ランキングで7年連続首位であったソフトバンクに大差をつけて、１位になりました。

CMには、結成から3年という僅かな期間でブレイクしたイギリスの人気バンドグループ ワン・ダイレクションが出演。

「たった3年で人生は変わる。」というメッセージが、「ドコモの学割2014」のターゲット層である10代〜20代の若者から大きな反響を得ました。

このCMは、Twitter上でも「けっこう好き」「毎日CMを見ていたらワン・ダイレクションが好きになった」と話題になっています。

性別で比較してみると、男性30%に比べ、女性70%と女性の比率が高く、「好き」や「感動した、共感した」といった強い感情の言葉と一緒につぶやかれることが多いことがわかりました。

■再放映の東京ディズニーリゾートCMが健闘

携帯電話会社のCMがランキングの上位を占めるなか、30周年のアニバーサリーである東京ディズニーリゾートのCMが健闘しました。

CMは「主人公である一人の少女が、子供から大人へ、そして結婚して家族が増えるという人生の中で、かならずディズニーがいた」という物語です。

2012年の放映開始時も大きな反響がありましたが、現在の再放映でも「CMを見ているとディズニーランドに行きたくなる」など大きな反響を得ているようです。

性別を比較してみると男性35％に対し、女性65%と圧倒的に女性票が多いことがわかりました。

また、年代別に比較してみると、10代、20代、30代がそれぞれ約30%を占め、残りの10％を40代以上が占める結果となりました。

■インパクトのある「カップヌードル」のCMが圧勝

CMの評判を、商品名ごと、商品・サービス名ごとに分け、ランキングすると1位「カップヌードル（日清食品）」、2位「ジョージア（日本コカ・コーラ）」、3位「ウコンの力（ハウス）」という結果になりました。

「カップヌードル（日清食品）」のCMは、就職活動をする学生が雪山で面接官（白くま）の圧迫面接に負けず頑張る就職氷河期をテーマにした内容となっています。年代別に見ると10代から20代が54%を占めており、就職活動をする世代に強く響いているといえます。

■いろいろな“好き”がつぶやかれた「ガールフレンド（仮）」

ゲームキャラクターの女の子たちが着物を来て自己紹介するというスマートフォン向けソーシャルゲーム「ガールフレンド（仮）」のCMでは、「声優が好き」、「デザインが好き」といった使われ方の他に、「母に “こういうの好きなのよね？” といわれた」などさまざまな“好き”の使い方が目立ちました。

■山田孝之の「ジョージア」新CMが話題

山田孝之が演じるお父さんが、息子から「世界は誰が作っているの？」という問いかけに対し、さまざまな職業姿の山田孝之が「俺が作っている」と答える、働く男のかっこよさを出したCM。

年代・性別ごとに比較したところ、20代・30代では女性票が、40代では男性票が多いという傾向の違いが見られました。

”男のかっこよさ”への感度が高まる年代が女性と男性で異なることが分かります。

■30人の中でお気に入りのプロポーズは？

30人の芸人が本気のプロポーズをするという「ゼクシィ」のCM。つぶやきが最も多かったのは、バカリズムの「僕と、けっ、結婚してください…」で、2位はネプチューン 原田泰造「誰の嫁にもなるな、俺の嫁になれ」、3位が同じくネプチューン 堀内健の「お願いがあるんだけど、俺の嫁さんになってよ」という結果になりました。

■CM出演タレントに関するつぶやき数は、皆藤愛子が断トツ１位

「ウコンの力（ハウス食品）」のCMに出演している皆藤愛子については、「好きです」「かわいいです」というツイートが多く拡散しました。

また、拡散のしている人の88%が女性であり、さらに年代別に見ると、30代から40代が97%を占めていることが分かりました。

■「ほっこりする」とバナナマンの仲良しCMが好評

二人の何気ない日常シーンを表現したCMが「ほのぼのしてて仲の良さが出てて好き 」、「幸せな気分になっちゃう 」と、好評を得ているようです。

■女性には西島秀俊やリリー・フランキーのCMが人気

投稿者の属性ごとに見てみると、西島秀俊が出演している「SUZUKI ラパン ショコラ」のCMは年代を問わず女性に人気があり、リリー・フランキーと深津絵里が出演する大和ハウスのCMはF1層（20歳から34歳までの女性）での反響が大きかったことが分かりました。

女性には、バナナマンやリリー・フランキーと深津絵里のCMのような見ていて和むCMが人気のようです。

それぞれのCMに続編ができるのか、今後も注目です。

（藤田奈津美／ミシェル編集部）

 

※この記事は2014年02月21日に公開されたものです