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「お化け」「ゾンビ」=大もうけ!? ミステリアスなタクシー業界用語

タクシー業界では、一般人の知らないさまざまな「業界用語」があるといわれています。中には江戸時代にかごでお客さんを運んでいた時代から続いている言葉もあるそうです。そこで、ユニークで面白いタクシー業界用語のいくつかを紹介しましょう。

■タクシーにとっての「お化け」とは?

「タクシーを止めるお化けが……」といっても心霊現象ではありません。通常は乗客があまりいない場所で長距離のお客さんを載せた場合などに、運転手は「昨日○○でお化けが出たよ」という言い方をします。つまり、思わぬ場所で思わぬお客さんが上客に「大化けした」という意味ですね。

■夜に出没する「ゾンビ」って?

お化けならぬ「ゾンビ」もいます。でも、こちらの方はお化けとは異なり、あまり良い意味ではありません。繁華街で夜になかなか空車のタクシーがつかまらず、大勢の人々が手を挙げてあせっている光景がよくありますよね。その姿が集団で襲ってくるゾンビのように運転手には見えることから付いた隠語です。

■許せないぞ! 「かごぬけ」常習犯

タクシー運転手にとっては絶対に許せないのが「無賃乗車」で、業界では車をかごにたとえてこれを「かごぬけ」と呼んでいます。例えば、マンションなどに乗り付けて「財布をとってくるから」と言い残し、建物の裏口から逃げるという手口ですね。こういう「かごぬけ」は常習犯が多いそうです。

■「赤」の付く業界用語

タクシー業界には、「赤」の付く業界用語がいくつかあります。まずは防犯灯を意味する「赤恥」という単語で、これは社名表示灯が赤く点滅している状態で、運転手が外部に発するSOSのサインです。そして「赤信号」とは、警察の交通取り締まりを意味する言葉で、「○○方面に赤信号あり」という風に使います。さらに、タクシー会社の配車係の社員が「○○駅前が赤ランプです」といえば「タクシーが足りない」という意味になります

■運転手が仲間同士で使う用語

タクシーの運転手同士の間でよく用いられているのが「あぶれ」で、これはお客さんがつかない状態を指し「今日はすっかりあぶれたなぁ」などと言います。また、「洗い屋」とは乗務が終わり会社にタクシーを車庫入れする際に洗車を担当する人を指します。交通違反で免停となった乗務員が担当することが多いようです。

(ファナティック)

※この記事は2014年02月15日に公開されたものです

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