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そのニオイ、大丈夫!? 知っておきたい「おりもの」の秘密

身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるため解決方法をお届けします♪

下着につくベタッとしたおりもの。大人の女性であれば誰でも分泌される成分ですが、ニオイが気になった経験はありませんか? 実はおりものの状態で、カラダの健康状態や病気にかかっているかどうかがわかります。そこで今回は、おりもののニオイに関するメカニズムとニオイの予防&対処法について、専門家の先生に教えていただきました!

【今回のお悩み】

●おりもののニオイに悩んでいます!

生理前になるとおりもののニオイがひどくなり、他人に気づかれるのではないかと不安になる。おりもののニオイがひどくなる理由とその対処法を教えてほしい。(28歳女性/医療・福祉/専門職)

◆おりもののニオイのメカニズムは?

おりものとは、腟粘膜や子宮頸管、バルトリン腺などから出る分泌物で、子宮内膜や腟壁からはがれ落ちた古い細胞などが混ざった分泌液のことです。

おりものは女性の体内で、主に2つの役割を果たしています。1つめに、腟粘膜を潤すだけでなく腟の内部を酸性に保ち、大腸菌やブドウ球菌などの細菌の侵入を防ぐ働きがあります。おりものには腟の中を清潔に保つ「自浄作用」があるのです。

2つめに、排卵期において、精子を受け入れやすい状態にする働きがあります。とくに子宮の出口から出るバルトリン腺と腟分泌液は、精子を子宮へスムーズに到達させる手助けをするのが特徴です。

そして、月経周期ごとにおりものの量や質は変わります。排卵時は透明で粘度が高く、量はもっとも多くなり、黄体期は白色でやや粘度があり、量は減り、生理前は白色でやや粘度があり、量は再び増える傾向があります。

正常なおりものは無色~白っぽい色でニオイはありません。ただし、腟炎や性感染症によって色がついたり、イヤなニオイがしたりすることがあります。

たとえば、粘液状のおりものが増えると「クラミジア感染症」、おりものに血が混じったり黄色い膿が出たりすると「子宮内膜炎」など、普通ではない色・ニオイのおりものに気づいたら、早めに婦人科を受診しましょう。

まずは、あなたのおりものから状態をチェックしてみましょう!

(取材協力:喜田 直江、文:池田園子)

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