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「専業主夫スタイル」、希望する人はどのぐらい?

共働き世帯も増え、妻のほうが高収入なんて夫婦も珍しくない昨今。「専業主夫」というスタイルについてみなさんどう思っているのでしょうか。1月31日の「愛妻の日」を前に、マイナビウエディング編集部ではアンケート調査を実施してみました。

希望する人は2割未満 世間体や男のプライド、経済的な心配がネックに

Q.妻が働き、夫が家庭に入るという専業主夫スタイルを希望しますか?

 はい…17.0%
 いいえ…83.0%

予想通り、希望する人はかなり少数という結果に。とはいえ、2割弱という数字は、意外と少なくないという見方もできるかもしれません。ではそれぞれの理由を見てみましょう。

まずは、「希望する」と答えた方々の意見から。
「古い考え方に捉われる必要もないし、女性が稼げる場も増えている」(男性/38歳/自由業)
「女性が社会進出しているので、働く男の枠が減る。よって男が家庭に入るという選択もありになってくると思う」(男性/28歳/建設・土木)
「向いているならどんな形でもいいと思う。向いていなければ昔ながらの専業主婦スタイルでも厳しいと思う」(女性/31歳/医療・福祉)
今後の社会を見据えて、新しい自由なスタイルを支持する声が大半を占めました。

「家庭の方が自分には合う」(男性/42歳/その他)という男性もちらほら。できれば家で家事や育児をして過ごしたい、と内心思う男性も意外といるのかもしれませんね。

一方、「希望しない」理由として多数を占めたのが、「専業主夫というのは社会的に認められていない」(女性/36歳/家事手伝い)、「世間から白い目で見られそう」(女性/24歳/学校・教育関連)といった、世間体を気にするコメント。「男のプライドにかけて無理」(男性/41歳/自動車関連)など、「男性は働くもの」「夫は外で稼がなくては」という、男女の役割についての古い考えが根強いことも見て取れました。

そして、経済的な問題も大きな懸念材料に。特に女性からは、「自分の稼ぎだけで家族を養う自信がない」(女性/27歳/運輸・倉庫)という回答が数多く寄せられています。
「女性のほうがまだ社会的地位は低く、収入の安定が見込めないと思う」(男性/26歳/学生)
「出産前後の収入が不安。長期入院もあり得るので」(女性/30歳/自動車関連)
働く上では、まだまだ女性のほうが不利というのが実情なのかもしれませんね。

その他、男性陣からは、「ずっと家にいるのは耐え難い」(男性/36歳/機械・精密機器)、「外に出て人とつながっていたい」(男性/37歳/生保・損保)、「家事やご近所付き合いが苦手」(男性/41歳/機械・精密機器)といった理由も挙げられました。

とはいえ、もし相手から専業主夫スタイルを希望されたら、みなさんどうするのでしょう?

相手が希望するなら応じる人は3割強に増加 ただし条件付き?

Q. 結婚相手から専業主夫スタイルを希望された場合、受け入れますか?

 はい…31.0%
 いいえ…69.0%

「受け入れる」という人は「希望する」人より増え、3割強に! 相手が希望するなら、「まずは話を聞く」「その意思を尊重する」という、理解ある回答が票を伸ばしました。

「希望されたら、受け入れます。本人にとっての幸せは本人にしかわからないし、それをとがめる権利は自分にないと思う」(女性/23歳/その他)

ただし、「受け入れるとしても条件付き!」という人も。
「相手の収入のほうが、将来を考えても多いのなら理解する」(男性/47歳/アパレル・繊維)
「家事や育児を完璧にこなしてくれるのであれば受け入れる」(女性/22歳/マスコミ・広告)

「男は仕事」という考えもまだまだ根強いとは思いますが、これからの時代、男性の人生の選択肢ももう少し増えてもいいのかもしれません。みなさんはどう思いますか?

※アンケート対象
調査時期:2013年11月26日~2013年12月16日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20〜50代の男女500名
調査方法:インターネットアンケート

(文/杉田裕実)

※この記事は2014年01月24日に公開されたものです

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