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使える心理テク「先延ばし」を絶つ方法―成功をイメージしているまま嫌なコトを済ませる

顧客に電話しないといけないのに、データの整理をしたり、机の片付けを始めたり、やるべき事を先延ばしにした経験はありませんか? そんな悪習を絶つことができる科学的な方法を紹介しましょう。

【モチベーション維持に効果的! 「達成感」を得る工夫とは?】

『Wall Street Journal』紙によると、米心理学者や時間管理の専門家は、先延ばしの原因である「嫌な感情」をリペア(修繕)する方法に注目しているといいます。

先延ばしにする心理メカニズム

難しい資格の試験勉強を例にあげましょう。試験まで3カ月以上もあったのに、先延ばししている間にとうとう残り1ヶ月に。さて、人はなぜ先延ばしにする癖があるのでしょう?

心理学博士Pychyl氏によると、「先延ばしする理由は、そこに不安や恐れ、嫌悪といったネガティブな感情が存在するから」。アナタの心は、そのネガティブな感情をポジティブな感情と置き換えようと試みます。その結果、あなたはやるべき事を避けて、フェイスブックを開いたり、掃除をしたりするのです。

ネガティブな感情のリペアの仕方

まずは、先延ばしを続けたら、どのような状況になるかを想像してみましょう。先延ばしをすれば、するほど、時間が不足し、自己嫌悪感やストレス、プレッシャーといったネガティブな感情が肥大化します。そうなると、ますますリペア不可能な状況に陥ることが想像できるでしょう。

次に、試験に合格したときの「達成感」「自分なりに努力したので、結果がどうであれ満足」という「満足感」や「爽快感」など、ポジティブな感情を鮮やかに思い浮かべるのです。ポジティブな感情をキャッチできたら、10分でもいいから、時間を設定して課題の一部にとりかかるのです。

いったんエンジンがかかれば、今まで先延ばしにしていたものが、それほど嫌なものではなかったということがわかり、次にとりくむモチベーションが生まれます。

課題終了後は、自分に小さなご褒美を用意すれば、効果抜群。是非お試しあれ。

参考:To Stop Procrastinating, Look to Science of Mood Repair.
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303933104579306664120892036

※この記事は2014年01月17日に公開されたものです

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