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Twitterで今年話題になったテレビCM1位は「リア獣との闘い」

2013年のテレビCM評判ランキングプラスアルファ・コンサルティングが運営する、マーケティング担当者向けソーシャル分析まとめサイト「ミシェル!」編集部は、Twitterの全量データを分析し2013年のテレビCMの評判をランキング化した。

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同調査は、ソーシャル分析ツール「見える化エンジン」を使ったもの。データ件数は228,022件で、「CM おもしろい」、「CM 面白い」、「CM 気になる」、「CM ウケる」を取得ワードに、1月1日から12月19日までの12カ月分析している。

その結果、2013年Twitter上でもっとも好評だったテレビCMは、「カップヌードル/リア獣との闘い」(日清食品)だった。「彼女の手料理サイコー!」や「40時間寝ていないよー」と言う「リア獣」に対し、「俺は本当にいいねと思った時にしか“いいね!”をしない」と叫びながら戦う青年のストーリーが、若者が多いSNSユーザの共感を呼び話題になったことが考えれる。

上位にはドラマ仕立てのCMで、ストーリーの意外な展開に話題が集まっていた、柳葉敏郎さんと妻夫木聡さんが出演した「ロト7」(全国都道府県および全政令市)と、役所広司さんの「ダイワハウス」(大和ハウス工業)のCMがランクイン。毎回ロトには興味のないふりをする柳葉さんと、それに翻弄される妻夫木さんを描いた「ロト7」のCMには、「まさに、不条理コントの傑作(40代後半・男性)」と言う声も寄せられている。また「ダイワハウス」は「ベトナム編」が特に衝撃だったようで、監督役の古田新太さんが突如として踊りだし、役所広司を唖然とさせるシーンに話題が集まった。

そのほか、「ソフトバンク」の「半沢直樹編」など、しのぎを削る通信キャリア3社はいずれもTOP10入りし、通信キャリアのCMは、SNSユーザの高い関心を呼んでいることがわかる。

また、投稿者の属性を推定する「ユーザプロファイル推定機能」を用いて、それぞれの商品・タレントのCMがどの層に受けているか調査したしたところ、F1(20~34歳女性)層は「関ジャニ8」(Wii、ハイチュウ、MUSIC.JP)、F2(35~49歳女性)層は「岡田准一」(日本生命)の出演するCMに大きな反応があることが判明。一方、M1層(20~34歳男性)は「カップヌードル/リア獣」、「モンスターハンター/本田圭佑」に高い関心をよせ、M2層(35~49歳男性)は、「のどごし生」や、「ソフトバンク/半沢直樹」のCMが好評だとわかった。なお、「ローラ」、「ダイワハウス」、「ロト7/柳葉敏郎」は性別・世代関係なく人気となっている。

2013年の月別に、どのキーワードがもっとも特徴的に投稿されていたか分析したところ、3月に「ガリガリ君」を製造する「赤城乳業」が出したCM、9月に「ヘアジャム」(マンダム)のCM、11月から12月に「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)や「ゼログラビティ」(アルフォンソ・キュアロン監督)と言った映画のCMが話題となった。そのほか、10月にセクシーすぎて放送中止になった「ホクト」の食用キノコCMがあがっている。

(OFFICE-SANGA)

※この記事は2013年12月27日に公開されたものです

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