外国でも年賀状は送るの?「旧正月(2月初旬)に年賀状を送る中国・韓国」
日本では、新年にお世話になっている方々へ年賀状を送る習わしが古くから続いています。メールが全盛となった現在でも、郵便での年賀状のやり取りが廃れることはありません。それでは、諸外国では年賀状やそれに準じる風習はあるのでしょうか?
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海外の年末年始の風習の実態をみてみましょう。
年末に送る欧米のクリスマスカード
日本では、官公庁も企業も年末・年始には1週間ほどの連休となり、新年を国全体で祝いますが、欧米諸国では毎年12月25日前後にやはり1週間程度の「クリスマス休暇」をとるのが慣例です。そして、この時期に各人が「クリスマスカード」を郵送しあうという風習が古くから続いています。
この「クリスマスカード」が日本の年賀状に相当するしきたりともいえるでしょう。
年賀状を兼ねたクリスマスカード
欧米のクリスマスカードは、本来キリストの生誕を信者同士が共に祝う習慣としてスタートしたものですが、近年では新年を祝う年賀状的な意味合いが強くなっており、カードに書かれる文面にも、?wishing you a Merry Christmas and a Happy New Year?(謹んでクリスマスと新年を祝います)と書かれることが多いようです。
つまり、クリスマスと新年の挨拶を兼ねているのがクリスマスカードといえるわけです。
中には高価なものもあるクリスマスカード
クリスマスカードは主に欧米中心に広まっている慣習です。キリスト教の宗教的な儀式というよりも、新年を控えてお互いの健康の祈りをコードに込めて交換するという季節の挨拶となっています。クリスマスにちなんでサンタクロースやモミの木などをあしらった図案のものが多いようですが、シンプルなものからかなり凝ったデザインのものもあり、著名人が書いた古いカードは高値で取引されているそうです。
旧正月に年賀状を送る中国・韓国
お正月に出す年賀状は、アジアでは日本だけの風習と思われがちですが、中国や韓国でも日本の年賀状に相当する風習があります。中国・韓国共に新年は旧正月の時期に祝うという習慣が今も続いており、年賀状も毎年2月上旬の旧正月の時期にやり取りされています。
まとめ
とはいっても、日本のように元日に届けるために12月の期日までに投函するという規則正しさはないようで、だいたい旧正月前後に届けばよいことになっているようです。
※この記事は2013年12月20日に公開されたものです