外国ではお正月にどんな料理を食べるの?「イタリア:うなぎ」「中国:水餃子」
日本でお正月といったら、やっぱりおせち料理にお餅、お雑煮、お屠蘇……そして飽きたころにはカレーライス!? 家や地域によって多少の差はあっても、やはり基本ラインは全国共通ですよね。では、海外には新年に食べる定番料理があるのでしょうか?調べてみました!
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イタリアではうなぎ!?
イタリアで新年明けて早々に食べるものといえば、レティッキエというレンズ豆の煮込み。なんでも、レンズ豆の形がお金に似ているため、金運が上がる!という縁起をかついで頂くのだそうです。そしてそのレティッキエと一緒に食べるのが、ザンポーネやコテキーノというソーセージです。
また南イタリアの方ではなんとぶつ切りにしたうなぎをフライやトマトソース煮にして食べるそう。日本では夏のスタミナ食のイメージが強いですが、イタリアではお正月に元気を補給するんですね。
フランスでは「ガレット・デ・ロワ」
最近は日本でもよく見られるようになった「ガレット・デ・ロワ」。これはもともと、フランスの公現節(1月6日)のお祝いに食べられているもの。そしてアーモンドクリームの入ったガレット・デ・ロワは、中にフェーヴという陶器の人形が入っています。
これを皆で切り分け、フェーヴの当たった人がその日一日王様として過ごせる!というお楽しみ要素のあるお菓子なのです。キリスト教の行事が元となっているお菓子ですが、日本ならイベント友達同士で運だめしをしても盛り上がりそうですね!
新年を告げる鐘とともに?
ちょっとおもしろい習慣なのが、スペインやメキシコで見られる、新年を告げる鐘の音に合わせて葡萄を食べるというもの。新年=夜中の12時ですから、鐘が鳴るごとに1つずつ、合計12粒のブドウを食べます。しかし教会の鐘が鳴るタイミングはそんなにのんびりしていません。
結構な勢いで口に入れて行くことになるようです。
新年には餃子!?
中国の旧正月では家族で水餃子を食べる習慣があるそうですが、その習慣はなんとロシアにも! 「ペリメニ」というロシア風水餃子を食べるのが習わしなのだそうです。さらに、モンゴルでも「ボース」という水餃子が……。
それぞれ形は違いますが、隣り合った国だけに、同じようなメニューがあるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか? 日本らしいお正月メニューも魅力的ですが、外国のお正月料理も、一度体験してみたいものですね!
※この記事は2013年12月19日に公開されたものです