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お正月には届けておきたい、年賀状の出し方―1月8日を過ぎたら「寒中お見舞い」

気がつけば2013年もあとわずか。年末に向けて、あれもこれも……とやることがたくさんありそうですが、そのひとつが「年賀状」。最近ではメールで済ませる人も多いと思いますが、目上の人や会社の上司など、メールで済ませられない相手もいますよね。

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そんなときのためにも年賀状の基本マナーをあらためて確認しておきましょう。

そもそも年賀状とは?

もともと日本には、お世話になった方に新年の挨拶に行くというのが習慣としてありましたが、次第に書簡を送る方法が一般的になりました。そしてそれを手軽にしたのが年賀状。明治期の郵便はがきの登場で一気に広まり、今のような年賀状のスタイルになったのは、昭和24年の「お年玉つき年賀はがき」発売からと言われています。

年賀状の基本的マナー

毎年当たり前のように送っている年賀状ですが「年賀状の基本マナー」を確認しておきましょう!

いつまで投函すればいいの?

日本郵便によると、年賀状の投函は12月15日より受付、12月25日ごろまでに投函すると、元旦に配達されます。地域によっては、もうちょっと遅れても元旦に間に合うこともあるとか。そして1月8日以降に配達されるものから通所の郵便と同様に消印が押印されます。

地域にもよりますが、1月7日までが松飾りを飾っておく「松の内」という期間にあたるので、できるだけ1月7日までに配達されるよう投函しましょう。それ以降は「寒中お見舞い」として送るべきと言われています。

出していない相手から年賀状が来たら

届いた年賀状をチェックしていたら、迷った末に出さなかった相手から年賀状が! なんてこと、よくありますよね。そんな場合は出来るだけ早く返事を出しましょう。1月8日を過ぎてしまったら、やはり「寒中お見舞い」など年賀状ではない形で返信します。

「喪中はがき」は?

「喪中欠礼」いわゆる「喪中はがき」は通常、年賀はがきの準備を始める時期に間に合うよう、11月後半~12月はじめくらいの時期に送付します。「喪中欠礼の挨拶」や「お礼のことば」などに加え、「誰がいつ何歳で」亡くなったのかということを記載しておきましょう。

また、「喪中欠礼」を受け取ったら、1月8日以降に寒中お見舞いや手紙などで返事を出すといいでしょう。

年賀はがき◇書き方のマナー

友人同士なら割と「なんでもアリ」な年賀状。しかし仕事関係の相手やお世話になった人などには、やはり失礼がないようにしたいですよね。基本的な文面のマナーについてチェックしておきましょう。

宛名の書き方

まず相手の名前は間違いのないように記入しましょう。万が一書き間違えたら新しいものに書き直します。そして個人へ宛てるときは「様」。会社など団体のときは「御中」、学校の先生、医師などへは「先生」と敬称をつけます。

また住所を書く際、相手が目上の人の場合は都道府県から省略せずに記入しましょう。

また、普通のはがきを年賀状に使用する場合は、切手の下の部分に朱書で「年賀」という一言を記入しましょう。これがないと一般の郵便と同じ扱いとなり、年明け前に配達されたり、消印を押印されたりします。

文面の書き方

年賀状の文面は「賀詞」「添書き」「年号◇日付」「手書きメッセージ」が必要です。

「賀詞」は、年賀状の最初にくる言葉。「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」などがオーソドックスですが、「賀正」「迎春」などの感じ1~2文字程度のものは、目下の人への挨拶に使われるものなので注意。

また「A HAPPY NEW YEAR」は、「よいお年を」という意味の年末に使う挨拶。新年の挨拶なら「HAPPY NEW YEAR」としましょう。

「添書き」はお世話になったお礼や変わらないお付き合いをお願いする文面。「昨年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします」といった文章がこれに当たります。

「年号◇日付」は必ず記入しましょう。また「一月一日」と「元旦」は同じ意味なので、どちらかを使用しましょう。

これらの文面を印刷するなどしてそのまま送ってしまう人もいますが、やっぱり手書きのメッセージが入っていると、心がこもっている印象を受けますよね。ちょっと大変でも、手書きで近況報告などを入れましょう。

まとめ

これから急いで年賀状の準備に取り掛かる人も多いと思います。ただでさえ忙しい12月。面倒はできるだけ省きたい……という人も多いと思いますが、一年の始めにきちんとしたご挨拶をしたら、きっと気分よく新年のスタートを切れるはず。

ちょっとだけ丁寧に、気持ちを込めた年賀状を送ってみませんか?

※この記事は2013年12月19日に公開されたものです

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