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反発されずに友人を注意する方法とは?「正しい行動と間違った行動を比較する」

友人や部下が明らかに間違った行動をとったときには、他の人に迷惑がかかることも少なくありません。そんなときは、しっかりと注意して同じ失敗を繰り返さないようにしたいもの。そこで今回は、相手の気分を害せずに注意する方法をご紹介しましょう。

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注意した相手が逆ギレする理由

過ちを正そうと注意したとたんに、相手が逆ギレするようなことも珍しくはないはず。これは、自分の行動が正しいと思っている人がそれを相手に否定されることで、怒られていることに我慢できなることがひとつの原因でもあります。

たとえ多くの人が間違った行動だと考えていることでも、価値観の違いはひとそれぞれ。言われた相手も行動の間違いにうすうす気づいていたとしても、それを正すにはどうしたらいいのかわからないということも少なくないのです。

個性を生かして考えさせる

価値観の差や能力の差を他人と比較して注意してしまうと「自分はダメなんだ」と思わせてしまいます。そのため他人と比べながらの注意は避けるようにしましょう。大事なのは本人に「自分はできる」ということをイメージさせて前向きに行動させること。

ストレートに間違いだけを注意するのではなく、本人のいいところを褒めながらそれを生かせば成功するという自信をつけてあげましょう。

まず、間違った行動をこのまま続けていった場合のその後と、正しい行動をとった場合のその後を比較してイメージさせ、どちらがより自分の将来として望ましいかを考えさせるようにします。そうするとより具体的な将来像がみえてきて、間違った行動がダメなこと、正しい行動が良いことと考え方が変わっていくようになります。

このように、対比により見え方が異なってくるという考え方は「対比錯覚」といわれています。

注意の仕方ひとつで相手からの印象も変わる

「対比錯覚」は相手を注意する以外にも、説得したいとき、交渉したいときなどさまざまな場面で使えます。そのため対人関係にも影響しやすくなり、上司であれば部下からの信頼も厚くなり、友人であれば身近な頼れる存在として信頼される可能性も高くなるでしょう。

注意のしかたひとつで人間は何倍も何十倍ものやる気を見せることも少なくありません。自分がもし注意する立場に立ったときは、これらを参考にして相手を納得させてみましょう。

※この記事は2013年12月15日に公開されたものです

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