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反発を招かないために心がけること「相手を肯定する癖をつける」

どれだけ部下のことを思っていても、話し方がまずいと真意が伝わらず、いらぬ反発を招いてしまうことがあります。また恋人関係、友人関係でも相手の気持ちを無視して自分の意見ばかり押しつけてしまうと、同様にいらぬ反発を招きがち。

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ぜひ、反発を回避したいなら、こんな方法を試してみてください。

相手を肯定する癖をつけよう

反発をしてくる人は、その人なりの考えやこだわりを強く持っていることが多いもの。それがない人は、反発はあまりしてきません。そんな相手とやり取りする時は、自分の考えや意見をただ押しつけると、さらに反発を招きやすくなります。

まずは相手の考えや意見を聞き、理解する・受け入れる姿勢を見せ、相手を肯定する癖をつけましょう。

反発されないためには、相手の不安や恐怖心を刺激しないことも大事

反発をする人は、不安や恐怖心をくすぐられることで、反発してくることが多くあります。不安や恐怖心を拭い去るために、何がなんでも相手をねじ伏せようとしてしまうのです。まずは相手を肯定し、不安や恐怖心を刺激しないようにしましょう。

また「何かあったら、話し合いで解決しよう」という姿勢を常に見せておくと、いらぬ反発を招かずに済みます。

反発を招きそうな言葉を口にする時は、相手が前向きになれる言葉も一緒に

何か注意しなければならない時、相手に自覚してほしい欠点がある時には、必ず相手をほめる言葉や、相手の日頃の労力をねぎらう言葉など、相手が聞いて気持ちよくなる言葉を前後に入れて話すようにしましょう。

相手が気持ちよくなる言葉を前後に入れると、「初頭効果」、「親近効果」と呼ばれる心理が働きます。「初頭効果」、「親近効果」を使うと話始め、話終わりの内容が強く印象づけられるため、一番言いたかった「相手を傷つける指摘」の印象がやわらぎ、相手に受け入れてもらいやすくなります。

何か指摘したいことがある場合は、「どうすれば、もっと良くなるか」目線で

また何か指摘したいことがある場合は、「どうすれば、もっと良くなるか」を強調すると受け入れてもらいやすくなります。例えば「姿勢が悪い」ことを指摘したい時は、「緊張すると姿勢が悪くなるから、もっとリラックスして、肩を開くようにしてみるといいよ」とアドバイスする気持ちで指摘をします。

どうすればいいかがわかると、指摘も受け入れてもらいやすくなります。

反発の火付け役に要注意

自分に対して1人反発する人がいると、その人に同調する人がいた場合、さらに反発を生んでしまうことがあります。相手が全く理不尽なことを言っているなら、同調する人は少ないため被害は少なくて済むかもしれませんが、相手が妥当なこと、間違っていないことを言っているなら、聞き入れる耳も必要です。

なぜなら相手の意見に一理あるなら、それに少なからず同調する人がいるからです。こんなケースで相手の意見に耳を貸さないでいると、その人が火付け役となって反発が大きくなってしまうことがあるため注意しましょう。

反発を招かないようにするには、相手をまず受け入れてあげることが大切です。ぜひ、これらのことに注意して、自分も相手も心地いい関係づくりを始めてみてください。

※この記事は2013年12月11日に公開されたものです

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