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最も高いアメリカの絵画はノーマン・ロックウェル「約46億円」

ほのぼのした気持ちになる子供たちの絵で、日本でも人気のノーマン・ロックウェルですが、今週の水曜日にサザビーズで行われたオークションで、彼の絵画が4600万ドル(約46億円)の値をつけました。一点のアメリカ絵画としては最高額になるそうです。

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「Saying Grace(お祈り)」と名づけられたこの絵画。混雑するレストランでおばあちゃんと男の子が真剣に食事前のお祈りをしている様子と、それを興味深そうに眺める相席の若者二人が描かれています。

オークションでは2人の入札者が9分間も電話で競り合ったそうです。落札者の名前は明らかにされていません。

オークション前は1500万ドル(約15億円)から2000万ドル(約20億円)になると見積もられていたこの絵画ですが、1951年にロックウェルがサタデー・イブニング・ポストの表紙として描いた時に支払われた金額は3500ドル(約36万円)でした。

これにより破られた前回の記録は、1999年に2770万ドル(約27億円)の値をつけた、ジョージ・ベローズの「Polo Crowd(ポロの試合をみる観客)」です。

彼の絵は見ただけで笑顔がこぼれるような、本当に心温まるものばかり。高値をつけるのも分かりますが、46億円とは本人も生きていたらびっくりでしょうね。

参考:The Most Expensive American Painting Ever: Norman Rockwell’s ‘Saying Grace’
http://entertainment.time.com/2013/12/05/the-most-expensive-american-painting-ever-norman-rockwells-saying-grace/

※この記事は2013年12月09日に公開されたものです

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