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キモカワイイと人気!深海生物にハマる女性が急増中!「ダイオウグソクムシ」「ダイオウイカ」

沼津港深海水族館

ダイオウイカやダイオウグソクムシなど、深海の生き物に注目が集まっています。女性にも、こうした深海生物に興味を持つ方が増えているそうですが、実際水族館に行く女性は増えているのでしょうか。またどんな深海の生き物が女性に人気なのでしょうか。

【深海に興味はありますか?「はい3割:ダイオウイカは生まれた時小さかったのか」】

『沼津港深海水族館』の館長・石垣幸二さんにお話を伺いました。

ダイオウグソクムシとダイオウイカの効果で来館者が増加

――深海の生き物に注目が集まっていますが、実際に訪れるお客さんの数は増えていますか?

石垣さん びっくりするくらい増えています。普通水族館の来館者数は、オープンから少しずつ落ちていくのですが、今年の11月の時点で、すでに昨年一年間の来館者数23万5,000人を超えています。

――本当に増えているのですね。来館者が増えたきっかけは何だったのでしょうか?

石垣さん まずは「ダイオウグソクムシ」ですね。昨年の11月に鳥羽水族館さんで展示されているダイオウグソクムシが、「4年間エサを食べていない」ということで話題になりました。これがきっかけで、深海には不思議な生き物が多いと一般の方にも注目されたのです。

――やはり「ダイオウグソクムシ」なのですね。

石垣さん 今年の1月には、生きている「ダイオウイカ」の映像がテレビで公開され、そのことも後押しとなり、一般の方が多くいらっしゃる流れができたと感じています。

――女性の方で深海生物に興味を持つ人も増えているそうですが、女性の来館者も増えているのでしょうか?

石垣さん オープン当初は、年配の方や深海生物に興味のある方が多いと考えていましたし、女性客は目立ちませんでしたが、ここ最近は女性の方も非常に増えていますね。特に、女性同士の5~6人のグループで来館される女性が増えています。

――どれくらいの年齢層の女性が多いのでしょうか?

石垣さん 18歳-20代中盤くらいの若い方が中心です。

――若い女性を中心に人気があるのですね。

「キモカワイイ」生き物が女性に人気!

――訪れる女性客には、どんな深海生物が人気なのでしょうか?

石垣さん まずは「ダイオウグソクムシ」の人気が高いですね。

ダイオウグソクムシ

――沼津港深海水族館ではダイオウグソクムシのぬいぐるみが即売り切れたという話もありますし、相当な人気なのでしょうね。他にはどんな生き物が人気でしょうか?

石垣さん 「メンダコ」という、普通のタコとは少し違った形をしている深海のタコや、「ヌタウナギ」も人気ですね。

ヌタウナギ

メンダコ

――ヌタウナギは最近「かわいい!」と注目が集まっている生物ですね。

石垣さん あとは、「ヤマトトックリウミグモ」というウミグモも女性に人気です。見た目が少し気持ち悪いのですが、キャーキャー言いながら楽しんでいるようです。

ヤマトトックリウミグモ

――いわゆる「キモカワイイ」ですね(笑)。

石垣さん そうですね。こうした「リアクションしやすい生物」が楽しめるようです。

深海生物を見に訪れる女性は増えているようです。また、有名なダイオウグソクムシだけでなく、他の深海生物も「キモカワ」と人気があるようでした。めったに見られない深海のキモカワイイ生物を見に、水族館に行ってみてはいかがでしょうか?

沼津港深海水族館HP
http://www.numazu-deepsea.com/

写真提供:沼津港深海水族館

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年12月05日に公開されたものです

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