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プライベートな話題をふると嫌われる!? 初対面の相手にしてはいけないタブー

初対面の人にふる話題としてタブーとされているのが「政治」「宗教」「野球」です。これらの話題は世間話ではあるものの、相手の深いプライベートに立ち入ってしまうことがあるため、時に嫌われやすい話題なのだとか。初対面の人にプライベートな話題が敬遠されやすいのは、どうしてなのでしょうか?



■「初対面で心を開かざるを得ない話題」は嫌われる

先述の3つが「初対面でタブーな話題」とされているのは、自己開示の返報性という人の心理を、悪い意味でくすぐってしまいやすい話題だからです。自己開示の返報性とは、相手が心を開いて話してくれた分だけ、自分も同じように心を開いて話さなければならないとつい思ってしまう心理のことです。

相手が初対面でも、この自己開示の返報性という心理は働いています。ただし初対面の相手は情報に乏しく、これからどう距離を取っていくか判断できる状態ではありません。そんな状態であまりに心を開いた態度を見せられると、相手を判断する余裕がないまま、こちらも心を開かざるを得なくなってしまいます。

相手を慎重に判断したいのに、相手のペースにのって心を開いてしまうと、本当はつきあいたくない相手なのにつきあわなければならなくなることもあります。そのため初対面で心を開かざるを得ない話題をふってくる相手は、「常識がない人」と感じられやすく、嫌われやすくなってしまうのです。

■初対面では「あたりさわりのない話」をする人のほうが好感度が高い

初対面で、プライベートな話題をふる人が嫌われやすい心理については、実験でも証明されています。米ウェイン州立大学のカルマン・カプランという心理学者が行った実験では、大学生の男女にあたりさわりのない世間話をしてくる初対面の人と、プライベートな話を聞いてくる初対面の人とで、どちらにより好感を持つか実験してみたところ、あたりさわりのない話をしてきた人のほうが、1.5倍も好感度が高かったそうです。

初対面の人と話す話題は困るものですが、だからといってあまりにも深いプライベートを打ち明けすぎてしまったり、逆に相手の深い部分に立ち入りすぎてしまっては、これからいい関係を築けそうな相手を逆に遠ざけてしまう原因にもなりかねません。ぜひ仲良くなりたい相手とは、自己開示をなるべく少しずつにし、お互いに徐々に心を開いていけるような、そんな関係づくりを目指してみてください。

(ファナティック)

※この記事は2013年12月02日に公開されたものです

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