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「あなたの言っていること分からない」と言われる人は?―接続詞「なぜなら」の使い方が下手

ビジネスシーンでも日常生活でも、どうしても自分をよく見せたい場面って、人なら誰でもありますよね。実は、そんな「ええかっこしたい!」というときに使える裏技があるのです。ちょっと実物大以上の自分を演出できる、そんな取っておきの必殺技をご紹介します。

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接続詞がカギ!

この必殺技のカギになるのは、会話の内容ではありません。会話と会話をつなぐ「接続詞」です。接続詞は、その役割によって順接型や添加型などの8種類に分類されますが、ここで主役級の働きをするのは「なぜなら」「それゆえ」「つまり」など比較的使い方が簡単なもの。

それらが会話の中に頻繁に出てくることで、なぜか内容が論理的に聞こえてしまうのです。実際の内容はちょっぴり残念だったとしても、「あの論理派の彼が言うんだから」と太鼓判を押してもらえるなら、そんなにありがたいことはありませんよね。

あてにならない判断基準

あなたが例えば「彼は論理的な人だ」と判断するとき、何がそう思わせていると思いますか? 意外な正解は「イメージ」と「口ぶり」です。本来、本質であるべきは彼の話の「内容」なのですが、人というのはこうした本質以外のところに自分の判断を委ねてしまうことが多々あるのだそうです。

そう考えるとちょっと怖いですよね。

声の大きさも重要なポイント!

マサチューセッツ州のブランダイス大学のジャネット・ロビンソン博士の面白い実験結果によれば、70デシベルと75デシベルで同じ内容を話している録音テープを人に聞かせると、75デシベルの方が論理的で説得力があると評価するのだそうです。

これは、実際にはほとんど違いが聞き取れないほどの音量の差。確かに、会議などでは声の大きい人の意見が通りやすいとはよく言われますが、なるほど実際のデータに基づいているというわけですね。

例えばちょっと準備不足だなと感じるときのビジネスプレゼンや、彼女のご両親との初めての食事会、お見合い。ちょっと考えてみただけでもこの必殺技が使える場面は多々あります。「なぜなら」「それゆえ」「つまり」を上手に入れこみ、声は気持ち大きめで! これであなたの向かうところ敵なし!? 相手がこの必殺技を知らなければ……、ですが(笑)

※この記事は2013年11月28日に公開されたものです

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