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兄弟構成によってちがう!? 自信を失った彼への正しい接し方

「男性はプライドの生き物」とよく言われますが、そんな彼らが自信を失ってあなたの元へ帰ってきたら、あなたはどう対応しますか?

プライドがズタズタになった彼は、あなたのとる行動にとても敏感になっているはず。どんな接し方が効果的なのか、ピリアロハカウンセリングの緒方リサコさんにうかがいました。

家族構成のポジションで判断

――自信を失ってプライドがズタズタになった彼氏や夫に対し、女性はどんな接し方をすれば良いのでしょうか?

「その男性が、長男なのか、次男なのか、それともひとりっ子なのか……などの、家族構成のポジションによって性格に特徴があるので、接し方を変えると良いでしょう」(緒方さん)

●第一子の場合

・特徴
親の期待によるプレッシャーや第二子の出現による嫉妬心などの影響から、良い子でいようとするあまり「感情表現が苦手」であったり、親の期待に応えることに重点が置かれるため「主体性に欠ける」場合があります。

・接し方のポイント
母親のような優しさで包み込んであげましょう。「お疲れさま」と言いながら背中をさすったり、ハグをすると効果的。また、足をマッサージしたり、「大好き」「愛してる」というメッセージを発信するのもオススメです。

●中間子(真ん中)の場合

・特徴
「親の関心が上と下にいきやすい」ため、問題行動を起こすことで親の注目を浴びようとする傾向にあります。また、自分だけの世界を持ち、一人行動を好むため、兄弟から孤立することも。

・接し方のポイント
注目されることに慣れていないので、直接的に何かをするのではなく、安心感を与えられるような対応がお勧め。さりげなく「あなたなら大丈夫」という肯定的なメッセージを伝えてあげましょう。

●末っ子の場合

・特徴
何歳になっても家族の中では一番小さいので、甘やかされ、自分の思い通りに物事を運びたがるところがあります。そのため、生意気な面もありますが、比較的誰に対してもオープンな付き合いができる傾向にあります。

・接し方のポイント
他者への不平不満を言うことで、自分を立て直そうとする場合が多いです。そのため、「そうなの」「大変だったわね」などとお姉さん気質で話を聞くことで、ストレスを発散させてあげると良いでしょう。

●一人っ子の場合

・特徴
親の育て方(過干渉か放任)によって、感情表現の得意・苦手に大きく差が生じます。兄弟というライバルがいないのでおおらかな性格、そして基本は一人なので「自立心は育ちやすい」と言えます。

・接し方のポイント
自分の世界を壊されることを非常に嫌うので、基本的に「放っておく」くらいがちょうど良いでしょう。下手に話しかけるよりは、そっと温かいお茶を出すなどしていつも通りに接するのがポイントです。

「絶対してはいけない」言動はあるの?

――自信を失い落ち込んでいる彼氏や夫に対し、「絶対してはいけない」言動があれば教えてください。

「根掘り葉掘り状況を聞き出そうとしたり、頼まれてもいないのに解決策を提案しようとするのは逆効果です。

また、『だから言ったじゃない』『いつかはこうなると思ってたのよね』『これからの私たちはどうなっちゃうの?』『頑張って』など、必要以上に心配したり同情するのもNGですね。

男性にとって『挫折』とは、女性が想像するよりもはるかに『男としての自信を失う』ものだということを理解しましょう」

女性の心構え 緒方さんからのアドバイス

――彼氏でも夫でも、長く付き合っていれば、自信を失った男性の姿に直面することがあると思います。そんな時の「女性の心構え」を教えてください。

「一般的に言われている通り、男性はプライドが高いもの。それ故に、愛する女性には、『自分はいかなる問題も一人で解決できる人物だ』と信じてもらいたいと思っています。
一方、女性は『面倒を見る』ことに喜びを感じるので、落ち込んでいる男性の姿に直面すると、ついつい『私の出番!』と思いがちですね。しかし、これはNGです。

心構えとしては、『さりげなさ』が大事。男性には、『あなたがどんな状態でも、一緒にいられることが私の幸せなのよ』という安心感を与えてあげることです。

こんなときのために、女性は一人でも楽しめるようなことを見つけておくと良いかもしれません。趣味や読書、友人とのおしゃべり、散歩など……。

落ち込んでいる男性にとって、自分の出番がなくても愛する女性が笑顔でいてくれれば、自分の問題解決を最優先にできます。そうすることで、結果的に落ち込んだ状態から早く抜け出せる、という良い方向に流れていくでしょう」

「今の状況の彼氏・夫を無条件で100%受け入れてあげることが、一番の特効薬ですね」と語る緒方さん。落ち込んだ彼を良い方向へ導くのは、あなたの「さりげない優しさ」なのかもしれません。

緒方リサコ
心理カウンセラー。47歳のときに22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。熟年・調停離婚になったことから息子の心理状態に影響し、親子関係が悪化。これを機に、アドラー心理学(親子関係・家族関係)を学び実践をスタート、息子との関係を改善させる。その後、カウンセリングを始め、さらにパートナーシップについての独学を続ける。もっと多くの女性のサポートができればと、東京都世田谷区にピリアロハカウンセリングを設立し、今に至る。

Pilialoha Counselling
http://pilialoha-counseling.com/

(OFFICE-SANGA Ai Kageyama)

※この記事は2013年11月20日に公開されたものです

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