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夫のたばこ、冷え、毛染め……妊娠力ダウンの真犯人はどれ?

妊娠・出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠・出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさんに見ていただければと思います。

今回は、「たばこ」「運動」「冷え」「睡眠」などにまつわるQ&Aをお届けします! 産婦人科医の片桐由起子先生(東邦大学医学部准教授)に話を聞きました。

◆たばこ
―「妊娠に影響を及ぼすってほんとですか? 同居の父がヘビースモーカーですし、母は私が15歳まで吸っていました」(29歳)

「たばこは卵巣機能を落としますので、直ちに禁煙することをオススメします。生活習慣のなかで極めて明確に妊娠力とのかかわりがわかっているのは、たばこです。本人が非喫煙者でも、夫や家族に吸う方がいれば、その煙に含まれるニコチンをはじめとするさまざまな有害物質に非喫煙者のみなさんがさらされる(受動喫煙する)ことになり悪影響です。ご家族に相談して禁煙に協力してもらいましょう。

また、質問者さんが子どものころ、ご両親ともに吸われていたとのこと。人は、胎児期にすべての卵子を生産したあと、排卵もしくは細胞死によってその卵子数は増えることなく、減る一方です。

要は、煙にどれくらいさらされたのか、その量が問題であり、子どものころにたくさんさらされていれば、そのときそれだけ卵子の質も量も減ってしまった可能性があります。しかし、もって生まれた卵巣機能には個人差がありますので、現在の卵巣機能が、直ちに受動喫煙と相関するかというと、それを証明することは困難です」

>(次ページ)ヨガが妊活にいいっていうけど本当?

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