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宴会シーズン前に内臓をパワーアップ!? 長いもがすごいって本当?

働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。

◆長いもの梅トマト甘酢漬け

こんにちは、北海道のフードアナリスト・Jr野菜ソムリエMimiです。

10月は、道内各地はもちろん、東京でも国内最大級の北海道食イベントが開催されていました! 私もリサーチだけではなく、販売スタッフとしてもあちらこちらのイベントに参加して、今年の食トレンドを発信し(そして食べ過ぎて笑)秋の実りに触れてきました。

気がつけば、すっかり朝晩冷え込むようになったこの時期。北海道の各家庭では、長い冬を過ごすための先人の知恵「漬物」を漬けはじめます。

店頭では、漬物用の大きな野菜が陳列されてにぎわっています! 今回はそんな漬物レパートリーの中から、長いもを使った、すぐに食べられる即席漬物を紹介します。

サクサクとした長いもの食感と、ほんのり甘酸っぱいトマト酢で後をひく「ながいもの梅トマト甘酢漬け」です。保存もききますので、献立にあと一品ほしいというときはもちろん、お弁当のおかずや、小腹が空いたとき、口寂しいときなどにも使え、ダイエット中の間食にもぴったり。便利でヘルシーな野菜料理です。

☆漢方でもある「長いも」。宴会シーズンの強い味方!?

長いもは、漢方では滋養強壮剤として用いられ、昔から薬用食としても食べられてきた野菜。注目成分は、カリウム、食物繊維(ムチン、マンナン)、ジアスターゼですね。

ねばねば成分のムチンは、粘膜を保護し胃腸の調子を整え、たんぱく質の消化吸収を助ける働きがあります。

マンナンは体の中をお掃除しながら排泄を促しますので、便秘対策にうってつけ。しかも糖の吸収を抑える働きがあると言われていますので、ダイエット中の強い味方になってくれそうですよ。それに、彼氏に合わせてガッツリごはんを食べた日など、カロリー高めの料理に罪悪感を覚えたら、この一品をどうぞ。

そして! 長いもでいちばん注目したい成分は、消化酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)です。ついつい食べ過ぎて、胃腸が疲れがちなこの時期に意識したい野菜です。

アミラーゼは胃もたれや胸焼けの治療、防止に服用する薬にも含まる成分で、野菜の中では特に、大根、かぶ、山いも(=長いも)に多く含まれています。

弱点は熱に弱い消化酵素だということ。ですので、生食で食べる調理法がオススメ。メインの食事よりも先に食べることで、体の負担が減り、食べ過ぎも防止できるでしょう。

特に山いも(=長いも)は、生食でもクセがなくて食べやすい野菜ですので、トライしやすいのでは?

急に寒くなり、年末に向けて内臓も疲れて消化機能が落ちてきます。ですので今のうちに旬野菜の力を借りて、体のメンテナンスを!

忘年会シーズン、クリスマスを存分に楽しめるステキ女子に近づいてくださいね♪

 

材料(4人分)調理時間30分

  • 長いも 300g
  • トマト 中1個(200g)
  • 酢 120ml
  • 砂糖 50~60g
  • 梅干し 中1個(1個)

作り方

    1. トマトを湯むきし、ゼリー状のタネを取り除きながらざく切りにする。
    2. 1を小鍋に入れ中火で熱し、トロトロ状態になるまで煮詰める(5分くらい)。そこに、酢と砂糖を加え、ひと煮立ちさせてから冷ます。
    3. 梅の種を取り除いてからたたき、冷ました2に混ぜ合わせておく。
    4. 長いもを、長さ5cmの拍子木切り(ひょうしぎり:皮をむいた野菜を輪切りにして、まわりを切り落として四角形に整える)にして、冷ました2に漬ける。翌日には漬け上がります。

※T-1グランプリ(お漬けもの日本一決定戦)に出品してブロック地区予選に進出したレシピです♪

 

*フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエMimiさん*


普段は食品会社に勤務。そのほかに、北海道野菜の魅力を伝える「ジュニア野菜ソムリエ」としての取材・告知活動、食の情報を解説する専門家「フードアナリスト(協会本部広報委員)」としても食トレンド情報をアグレッシブに発信中。

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取材協力 「タベラッテ」

料理・グルメを楽しく簡単に投稿する、レシピのソーシャルブログサービスです。タベラッテは、食を通したライフスタイルを共有し合うことで、毎日をもっと楽しくすることを目的としています。

※この記事は2013年11月08日に公開されたものです

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